90年代前半、日本ライダー界が世界に送りこんだ才能溢れるライダーの1人、上田昇は、今年7月で35歳になる。"ノビー"と親しまれる上田は、1991年の日本GPで最高のアクションを披露。ポールポジション、ファーステストラップ、そしてトップでフィニッシュし、衝撃的で、完璧なグランプリデビューを飾る。ノビーのエキビジションとなった鈴鹿以降、第2戦で3位を獲得し、グランプリ・フル参戦を決め、その実力を立証。94年と97年には、ランキング2位を獲得。翌年、タイトル争い中、フランスGPで右上腕骨骨折と右とう骨神経断裂の重症を負い、引退まで追い込まれたが、懸命なリハビリから同シーズン終盤に、奇跡的な復帰を果たす。