ミラー&ラバット、万全の体調でマレーシア入り

飛躍が期待される両雄が、手術後にアメリカとスペインでトレーニングに専念。

エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDSは、最高峰クラス参戦4年目に向け、セパン・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストに参加。22歳の誕生日を迎えたばかりのジャック・ミラーと27歳のティト・ラバットが体調を整えて、今年最初のテストに挑む。

バレンシアのオフィシャルテストで総合12番手だったオーストラリア人ライダーは、11月下旬にヘレス・サーキットで実施されたプライベートテストで、ホンダ勢では唯一のレギュラーライダーとして参加した後、昨年1月に骨折した右脚の再手術を受け、固定プレートとピンを除去。

「疲れた冬となった。右脚の手術を受けた後、万全の体調でシーズンを始められることを確実にするため、直ぐにリハビリに取り組み、トレーニングを再開した。ここ数週間は、カリフォルニアに滞在して、ジムと自転車を中心にトリーニングを積み、モトクロスも少しだけ乗ることができた。軽量級に参戦していた時よりも体重が減り、今まで以上にないほど良い体調でシーズンが始められる。さあ、セパンだ。ホンダ投入してくれるものを見たい。ヘレスではポジティブなテストとなり、すごく良い感じで終わったから、この調子を続けたい」と、最高峰クラス3年目に賭ける意気込みを語った。

オフィシャルテストで総合18番手だったスペイン人ライダーは、プライベートテストには参加せず、過去に骨折した両肩と左手首の再手術を受け、固定プレートとピンを除去。

「長いウインターブレークだったけど、手術から完治する時間があり、アルメリア・サーキットで、コーチに就任してくれたフリアン・シモンと一緒にトレーニングに専念した。彼のようなレベルの高いライダーと一緒にトレーニングを進めることで、自分を追い込むことを強いられる。バレンシアで始めた仕事をセパンで続けよう。モチベーションが高い。ポジティブなテストにして、新たなシーズンを始めるつもりだ」と、最高峰クラス2年目の飛躍を誓った。