プライベートテスト~ドビツイオーソが最速時計

ドビツィオーソが非公式ながらサーキットベストラップを突破。クラッチローとロレンソも37秒台。

最高峰クラスのプライベートテスト2日目は22日、8月に全面再舗装されたヘレス・サーキットで行われ、1日目に3番手だった総合2位のアンドレア・ドビツイオーソがサーキットベストラップ(1分37秒910)を非公式ながら0.247秒更新する1分37秒663の1番時計を刻んだ。

1日目に続き、好天候に恵まれたドライコンディションの中、ドゥカティ・チームは、1月下旬のオフィシャルテストに投入する18年型のプロトタイプマシンの開発を目的に、旋回性の向上を追求。初日4番手だったホルヘ・ロレンソも1分37秒台に進出して3番手に浮上。

オクト・プラマック・レーシングは、2日目からテストを開始。ジャック・ミラーは、先週のオフィシャルテストに引き続き、チームメイトが使用した17年型デスモセディチGP17を使用すれば、ダニロ・ペトルッチは、改良型に乗り込み、明日はロレンソ車を走らせる予定。レアーレ・アビンティア・レーシングのティト・ラバットは、1日目に続き、形状が異なるフェアリングをテスト。チャビエル・シメオンは、引き続き乗り換えに専念。

LCR・ホンダのカル・クラッチローは、18年型プロトタイプマシンのテストを継続。最多の90ラップを周回すると、1分38秒台を突破し、0.155秒差の2番手を維持すれば、中上貴晶は、チームメイトが使用した17年型RC213Vに乗り込み、中量級マシンからの乗り換えに専念。60ラップを周回して、1.329秒差の12番手だった。

エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSのフランコ・モルビデッリは、快適さを追求すると共に、タイムロスしているコーナリングスピードをアップする目的でバイクのバランスを調整。アレックス・マルケスは、1月のオフィシャルテストで負傷から復帰するトーマス・ルティが快適に乗り始められるように、セットアップの仕事に取り組んで57ラップを周回。

チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、先陣を切って1番手にコースイン。1日目にテストを実施したテストライダーのシルバン・ギュントーリと交代する形でテストを始め、オフィシャルテストの2日目から始めたシャーシのテストプログラムに取り組めば、1日目に1番手だったアンドレア・イアンノーネは、ギュントーリが試した改良型エンジンを試した。

KTMは、1日目の仕事を継続する形で、新型スイングアームの検証、シャーシと電子制御のテストに取り組み、ポル・エスパルガロは5番手、ブラッドリー・スミスは10番手。

アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニのスコット・レディングは、ドゥカティからの乗り換えに専念。アレイシ・エスパルガロの代役として起用されたユージン・ラバティは、テストプログラムを続けた。

2日目リザルト(非公式)

1. アンドレア・ドビツィオーソ: 1分37秒663 (37ラップ)
2. カル・クラッチロー: 0.155秒差 (90ラップ)
3. ホルヘ・ロレンソ: 0.258秒差 (50ラップ)
4. アンドレア・イアンノーネ: 0.404秒差 (56ラップ)
5. ポル・エスパルガロ: 0.651秒差 (59ラップ)
6. アレックス・リンス: 0.697秒差 (78ラップ)
7. ティト・ラバット: 0.725秒差 (82ラップ)
8. ダニロ・ペトルッチ: 1.025秒差 (52ラップ)
9. ジャック・ミラー: 1.213秒差 (62ラップ)
10. ブラッドリー・スミス: 1.237秒差 (47ラップ)
11. フランコ・モルビデッリ: 1.260秒差 (61ラップ)
12. 中上貴晶: 1.329秒差 (60ラップ)
13. スコット・レディング: 1.633秒差 (48ラップ)
14. ユージン・ラバティ: 1.823秒差 (60ラップ)
15. アレックス・マルケス: 2.119秒差 (57ラップ)
16. チャビエル・シメオン: 2.669秒差 (66ラップ)

プライベートテスト1日目: 1分38秒280 (アンドレア・イアンノーネ)
プライベートテスト2日目: 1分37秒663 (アンドレア・ドビツイオーソ)
サーキットレコードラップ: 1分38秒735 (15年‐ホルヘ・ロレンソ)
サーキットベストラップ: 1分37秒910 (15年‐ホルヘ・ロレンソ)

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