フリー走行1:総合1位ビンダーが初の1番手発進

プライベートテストを実施したビンダー、ミル、クアルタラロがトップ3入り。尾野と鈴木は6番手と29番手。

第10戦オーストリアGPのフリー走行1は12日、レッドブル・リンクで行われ、ポイントリーダーのブラッド・ビンダーが今季7度目のトップタイムをマーク。通算85戦目で初めて1番手発進を決めた。

気温8度、路面温度14度のドライコンディションの中、サマーブレイク期間中に2日間のプライベートテストを実施したビンダーは、2度のコースインで20ラップを周回すると、1分38秒台を3回、1分37秒台を3回記録。1分37秒902の1番時計を刻んだ。

総合12位のジョアン・ミルは、1度のコースインで連続22ラップを周回すると、1分39秒台を9回、1分38秒台を3回記録して、0.584秒差の2番手。自己最高位のスタートを決めれば、総合14位のファビオ・クアルタラロは、1度のコースインで連続22ラップを周回すると、1分39秒台を7回、1分38秒台を1回記録して、0.728秒差の3番手。

総合15位のアンドレア・ミニョは、2度のコースインで19ラップを周回すると、1分40秒台を2回、1分38秒台を1回記録して、1.025秒差の4番手。プライベートテスト不参加組の最高位に進出すれば、総合22位のボ・ベンスナイダーは、1.161秒差の5番手。

総合20位の尾野弘樹は、3度のコースインで17ラップを周回すると、1分40秒台を2回、1分39秒台を3回記録して、1.202秒差の6番手に進出。総合3位のロマーノ・フェナティ、総合8位のファビオ・ディ・ジャンアントニア、総合6位のエネア・バスティアニーニ、総合17位のフィリップ・エッテルがトップ10入り。

総合5位のニコロ・ブレガは15番手。総合2位のホルヘ・ナバーロは19番手。総合4位のフランセスコ・バグナイアは22番手。

総合24位の鈴木竜生は、3度のコースインで16ラップを周回すると、1分41秒台を2回、1分40秒台を1回記録して、3.048秒差の29番手。

前戦の公式予選で今季15度目の転倒を喫した際に左鎖骨を骨折した総合7位のニッコロ・アントネッリは31番手。前戦の公式予選で今季4度目の転倒を喫した際に左手首を骨折したマリア・エレーラは33番手だった。