公式予選:ザルコが今季3度目のPPを獲得

ザルコ、ロース、マルケス弟が1列目を獲得。中上は4番手。ルティとバルダッサーリが転倒。

第11戦チェコGPの公式予選は20日、アウトモトドローム・ブルノで行われ、ポイントリーダーのヨハン・ザルコが週末2度目、今季15度目のトップタイムをマーク。2戦連続3度目、中量級で11度目、キャリア通算15度目のポールポジションを奪取した。

気温26度、路面温度40度のドライコンディションの中、フリー走行総合4番手のザルコは、4度のコースインで16ラップを周回すると、2分02秒台を5回、2分01秒台を3回記録。昨年樹立したサーキットベストラップ(2分01秒641)を自ら更新する2分01秒581の1番時計を刻んだ。

フリー走行総合5番手のサム・ロースは、3度のコースインで20ラップを周回すると、2分02秒台を10回、2分01秒台を3回記録して、0.033秒差の2番手に入り、5戦振り6度目の1列目を確保すれば、フリー走行総合6番手のアレックス・マルケスは、4度のコースインで18ラップを周回すると、2分02秒台を6回、2分01秒台を2回記録して、0.250秒差の3番手に入り、中量級で初めて1列目を獲得。

フリー走行総合8番手の中上貴晶は、4度のコースインで17ラップを周回すると、2分02秒台を8回記録して、0.465秒差の4番手。

フリー走行総合3番手のトーマス・ルティは、12ラップ目に週末2度目、今季4度目の転倒を喫したことから、精密検査を受けるため、近郊の病院にヘリコプターで搬送されたが、0.465秒差の5番手。

フリー走行総合12番手のフランコ・モルビデッリは、0.518秒差の6番手。フリー走行総合20番手のアレックス・リンスは、0.558秒差の7番手まで挽回。フリー走行総合9番手のダニー・ケント、フリー走行総合2番手のジョナス・フォルガー、フリー走行総合24番手のシモーネ・コルシがトップ10入り。

キャリアで初のフリー走行総合1番手に進出したロレンソォ・バルダッサーリは 4ラップ目に週末2度目、今季7度目の転倒を喫して、1.443秒差の20番手に後退した。