第10戦チェコGP~Moto3™クラスプレビュー

前半戦9戦で5勝を挙げた総合1位のミルに対し、総合2位のフェナティを筆頭に、アロン、マルティン、ディ・ジャンアントニオらが挑戦。

第10戦チェコGPは、アウトモトドローム・ブルノで4日(金)に開幕、6日(日)に決勝レース(日本時間18時00分)が行われ、前戦ドイツGPで今季5勝目を挙げたポイントリーダーのジョアン・ミルが、昨年のウェットレースで8位だった当地で、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

3戦連続4度目の2位を獲得した総合2位のロマーノ・フェナティは、37ポイント差のギャップを詰める目的で後半戦の緒戦に乗り込めば、2度目のポールポジションから2度目の転倒リタイアを喫した総合3位のアロン・カネトは、総合1位との55ポイント差、総合2位との18ポイント差の挽回を目指す。

第8戦TTアッセンからの2連戦で転倒リタイアと11位だった総合5位のファビオ・ディ・ジャンアントニオ、前戦で転倒リタイアを喫した総合6位のジョン・マックフィー、2連戦で14位と16位だった総合8位のアンドレア・ミニョらは、後半戦の緒戦で仕切り直しを目指し、前戦で初表彰台を獲得した総合7位のマルコス・ラミレス、本来の走りを取り戻してきた総合9位のエネア・バスティアニーニ、今季の最高位となる4位を獲得した総合11位のニコロ・ブレガらは、良い流れを継続したいところ。

前戦で右足首を骨折した総合4位のホルヘ・マルティン、第8戦TTアッセンで頚椎を負傷した総合19位のニッコロ・アントネッリ、第6戦イタリアGPで左肩を脱臼した総合29位のアルベルト・アレナスは復帰を予定。

日本勢は、前戦で2戦連続3度目の1桁台に進出した総合14位の鈴木竜生が、昨年13位だった当地で4戦連続5度目のトップ10入りを目指し、総合20位の佐々木歩夢と総合22位の鳥羽海渡は、レッドブル・ルーキーズ・カップの参戦経験を活かして、ポイント圏内の進出を狙う。