第12戦イギリスGP~プレスカンファレンス

後半戦3戦目、シリーズ12戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ドビツィオーソ、ビニャーレス、ペドロサ、クラッチロー、レディング、ルティが共同会見に出席。

第12戦イギリスGPのプレスカンファレンスは24日、シルバーストンのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席。前戦オーストリアGPを振り返り、今週末の抱負と期待を語った。

前戦で5戦連続7度目の表彰台を獲得した総合1位のマルク・マルケスは、「オーストリアはグレートなレースだった。帰宅してレースを観たら、本当にナイスだった。ドビは本当に速く、僕よりも少し余力があったけど、最後までトライした。20ポイントを稼げて嬉しいけど、さあ、シルバーストンだ。昨年は表彰台に近かったから、目標は表彰台にトライすること。天候は疑問符。開催日程の中で最も困難なサーキットの1つで、身体面の要求が厳しく、タイヤを温めることが難しいけど、最高峰クラスに昇格した2013年から良い感じがある。今週末はマーベリックが強いけど、ガレージで懸命に働き、レースに向けて準備を整えよう」と、週末の目標を説明。

前戦で今季3勝目を挙げた総合2位のアンドレア・ドビツィオーソは、「ワンダフルなトラックだ。非常に長く、難しく、沢山の走行ラインがあり、沢山のバンプーがある。それに英国特有の天候が加わるけど、バイクを走らせるには本当にナイスなトラックだ。昨年はストレンジなレースとなってしまったけど、今年は違うことになると思う。僕たちは戦闘力があり、リラックスなレースをしよう。オーストリアのように非常に接近できることを期待する。今週末は、より多くのライダーたちが速いだろう。毎週末、歴史は異なる。様子を見なければいけないけど、好天候に恵まれそうだから、バイクの仕事をする時間がありそうだ」と、週末の期待を説明。

昨年最高峰クラスで初優勝を挙げた当地に戻って来た総合3位のマーベリック・ビニャーレスは、「ここに来ることは、いつもナイスだ。昨年のような素晴らしい思い出がある。金曜、特にフリー走行2でタイヤの方向性を決めることが非常に重要だ。これがより強くなる手段で、そこからタイヤを最大限に引き出して行こう。シルバーストンに来る前に、ミサノでテストができたことは最高だった」と、初日から全力でトライすることを主張。

前戦で3戦連続7度目の表彰台を獲得した総合4位のダニ・ペドロサは、「ここ2戦は非常に良かった。サマーブレイク中のテストから沢山の仕事に取組み、同じレベルを維持したい。数日前にテストを実施して、レベルは良かった。フリー走行1から働こう。ここにはあまり来ないから、周回を重ねることが重要。トラックはロングでワイド。バンプーを学び、トラックを感じる必要がある。タイヤの仕事に集中し、レースに対して、最適な選択肢を理解しよう」と、タイヤ選択の重要性を強調。

地元勢の中で最高位となる総合9位のカル・クラッチローは、「シルバーストンに戻って来ることを、いつも楽しみにしている。最高のショーを来場してくれるファンに提供したい。キャリアでグッドなリザルトを獲得したことがあるけど、大好きなサーキットではない。バンピーだ。オーバーホールのために、日曜は幸運に恵まれなければいけない。昨年よりも速い展開となるだろう。その中に入れることを期待する」と、2年連続の表彰台獲得に挑戦する意向を説明。

来季アプリリアに移籍することが決定した総合15位のスコット・レディングは、「ホームグランプリのために戻って来ることは、いつも嬉しい。週末が待ち切れない!雨が降ったり、気温が低かったりするから、ドライで走れる時間を最大限に利用する必要があり、これが週末の計画となる。トライするだけ。いつものように全力を尽くす。今季は、見た目以上に困難だったけど、グッドなポジションに進出した。闘ったレースもあった。異なった仕事のやり方に取り組み、それが今後のレースで活かされると考える」と、週末の対策を説明。

昨年優勝した当地で来季最高峰クラスに昇格することが発表された中量級総合2位のトーマス・ルティは、「この場に座れることは最高だ。まるで夢の実現で、最高の気分だ。このチャンスを提供してくれたチームに感謝したい。全てがフィックスされ、将来がハッキリした。これからは中量級に集中することが重要で、モルビデッリは無敵ではないから、バレンシアのラストレースまで闘い続けなければいけない。新たなストーリーをスタートさせよう」と、逆転に挑むことを宣言した。

Press-Conference, Octo British Grand Prix

当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、初日のフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信を提供。