最終戦バレンシアGP~Moto3™クラスプレビュー

注目は王者ミルのロッシ以来となる年間最多勝記録と佐々木がタイトル候補の新人王争い。

最終戦バレンシアGPは、サーキット・リカルド・トルモで10日(金)に開幕、12日(日)に決勝レース(開催地時間11時00分/日本時間19時00分)が行われ、前戦マレーシアGPで今季初めてのポール・トゥ・ウインを達成したチャンピオン、ジョアン・ミルが昨年2位を獲得した当地で、1997年にバレンティーノ・ロッシが樹立したシーズン最多に並ぶ11勝目に挑戦する。

前戦で自己最高位となる総合2位が確定したロマーノ・フェナティは、ミルと共に軽量級のラストレースに挑めば、ホームレースとなるアロン・カネトは、総合3位の確保に挑戦。年間最多ポールポジション賞となるポール・トゥ・ポールズを獲得した総合4位のホルヘ・マルティンは、21ポイント差の逆転を目指す。

最終戦までもつれ込んだルーキー・オブ・ザ・イヤーは、総合21位の佐々木歩夢に対して、総合23位のマルコ・ベツェッツキが9ポイント差で追う。

2戦連続して負傷代役を務めたマリア・エレーラは、エキストラエントリーで参戦。Moto3™ジュニア世界選手権のチャンピオン、デニス・フォッジャは、今季2度目のワイルドカード参戦。レッドブル・ルーキーズ・カップでチャンピオンに輝き、Moto3™ジュニア世界選手権で総合6位に進出する眞崎一輝は、ワイルドカードとしてデビューする。