シーズンカウントダウン~ダークホースの出現はあるか?

シーズンのオープニングレースまで9日。アウトサイダーたちの活躍が期待されるシーズンを生中継とオンデマンドで提供。

チャンピオンシップ70年目を迎える18年シーズンは、毎年優勝候補、タイトル候補に挙げられるマルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソ、ダニ・ペドロサ、昨季自己最高位となる総合2位を獲得したアンドレア・ドビツィオーソに、ダークホームたちが挑戦する。

ダークホームの1番手は、昨年総合6位に進出した新人王ヨハン・ザルコ。ヤマハ発動機からファクトリーライダーたちが昨年使用した17年型M1が供給されたが、1年目に走らせた16年型M1に戻すことを決断すると、馬力が高まったエンジンと改良されたエアロダイナイックスパッケージを搭載し、開幕戦カタールGPの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットで実施されたプレシーズン最後のオフィシャルテストで初めて総合1番手に進出。

1年目に3度の表彰台、2度のポールポジションを獲得しただけでなく、衝撃を与えた昨年の開幕戦から64ラップに渡ってトップを走行。既にタイトル候補者たちから警戒される存在となった。

ホンダ・レーシングのファクトリーライダーに就任したカル・クラッチローは、今年最初のオフィシャルテストから総合3番手、4番手、4番手に進出。2年前に2勝を挙げた経験があり、既に来季末までの契約を済ませていることから、レースに集中できる環境が整っている。

昨年ドゥカティ・コルセから実戦におけるテストライダーに指名されたダニロ・ペトルッチは、2度の優勝争いを繰り広げ、自己最多となる4度の表彰台を獲得。自己最高位となる総合8位に進出すると、今年のオフィシャルテストでは、開発プログラムに取り組みながら、総合11番手、9番手、9番手に進出。ファクトリーチーム昇格という夢に向けて、上位進出に挑戦する。

もう1人のダークホースは、ジャック・ミラー。3年間ホンダを走らせた後、1年落ちのドゥカティに乗り換えると、怪我から復帰した昨季終盤3戦の勢いを維持するように総合5番手、6番手、11番手に進出。昨年の最高位は第8戦TTアッセンの6位だったが、2年前の第8戦TTアッセンでは初優勝を経験。4年目の飛躍を予感させるプレシーズンを過ごしていた。

当サイトのサービス、ビデオパスでは、開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスから生中継とオンデマンドを配信。アーカイブビデオの見放題や360度オンボードカメラによる疑似体験などを提供するだけでなく、タブレットとモバイルにも対応することから、いつでも、どこでも、観たいときに視聴が楽しみめる。