決勝レース:エッテルがベツェッキに競り勝って初優勝

2度の多重クラッシュが発生した中で、KTMが22戦ぶりに表彰台を独占。鈴木と鳥羽は6位と9位。佐々木と小椋は12位と15位に進出。

第4戦スペインGPの決勝レースは6日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、2番グリッドからスタートした総合14位のフィリップ・エッテルがキャリア91戦目で初優勝。KTMに昨年6月の第6戦イタリアGP以来16戦ぶりの優勝、ドイツに12年10月の第17戦オーストラリアGP以来94戦ぶりの優勝をもたらし、22年前に96年5月の第5戦イタリアGPで優勝を挙げた父親ピーター・エッテルに続き、史上7組目となる親子優勝を挙げた。

気温22度、路面温度19度のドライコンディションの中、5番グリッドのマルコ・ベツェッキは、0.059秒差の2位に入り、第2戦アルゼンチンGPから3戦連続の表彰台を獲得。17番グリッドのマルコス・ラミレスは、10人の3位争いに競り勝ち、昨年11月の最終戦バレンシアGP以来となる通算3度目の表彰台を獲得。

KTMは、16年11月の最終戦バレンシアGP以来、22戦ぶりとなる表彰台独占を達成すれば、6番グリッドのアロンソ・ロペスと25番グリッドのジャウメ・マシアは、自己最高位となる4位と5位に進出。

9番グリッドの鈴木竜生は、4.000秒差の6位。2戦連続のシングルフィニッシュを果たせば、3番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、15番グリッドのヤコブ・コーンフィールが続き、10番グリッドの鳥羽海渡は9位。20番グリッドのガブリエル・ロドリゴは10位。4番グリッドのニッコロ・アントネッリは11位。23番グリッドの佐々木歩夢は12位。

ワイルドカードで参戦した19番グリッドの小椋藍は、デビュー戦でポイント圏内の15位。13番グリッドの真崎一輝は、オープニングラップの2コーナーで発生した多重クラッシュで押し出される形でコースアウトを強いられ、20位で完走。

ラスト4ラップの6コーナーでトップグループ内を走行していた14番グリッドのアロン・カネトは、ブレーキングで他車と接触。ウォームアップ走行で週末3度目の1番手に進出したポールポジションのホルヘ・マルティン、7番グリッドのエネア・バスティアニーニ、21番グリッドのトニー・アルボリーノの4人が接触転倒でリタイア。

チャンピオンシップは、総合3位のベツェッキがポイントリーダーに初めて浮上。マルティンは8ポイント差の総合2位に後退した。

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