タイヤテスト~ビニャーレスが最速時計を記録

参加したライダーたちが新たなレイアウトを正真正銘のレイアウトとして歓迎し、グリップが高まった路面を高評価。

最高峰クラスのタイヤテストは23日、トラックレイアウトが変更され、全面再舗装された第7戦カタルーニャGPの開催地、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、9チーム18名のレギュラーライダーたちとワイルドカード参戦を予定する2名のテストライダーたちが、好天候に恵まれたドライコンディションの中、オフィシャルタイヤサプライヤー、ミシュランが準備したタイヤをテスト。各チームがこの機会を利用して、テストプログラムを実行した。

前戦フランスGPで総合2位に浮上したマーベリック・ビニャーレスは、10時半過ぎにエンジンの故障に見舞われたが、最多の106ラップを周回。104ラップ目には最速時計を刻み、1番手に進出すれば、ホルヘ・ロレンソとマルク・マルケスは90ラップ以上を周回。ダニ・ペドロサは、13時過ぎに7コーナーで転倒を喫したが、98ラップを周回。

4戦連続してポイント圏内に進出した中上貴晶は、10時半前に2コーナーで転倒を喫したが、合計80ラップを周回して11番手に進出。シャビエル・シメオンは、16時過ぎに2コーナーで転倒。ティト・ラバットは、11時前に最終コーナーでフロントから転倒した際に、グラベル上でデスモセディチGP17が炎上。左肘を強打したことから、精密検査を受けるために、サーキットのメディカルセンターからバルセロナ市内の大学病院に搬送された。

非公式ラップタイム
1. マーベリック・ビニャーレス: 1分38秒974 (106ラップ)
2. ヨハン・ザルコ: +0.277秒 (84ラップ)
3. ホルヘ・ロレンソ: +0.283秒 (91ラップ)
4. カル・クラッチロー: +0.547秒 (65ラップ)
5. アンドレア・ドビツィオーソ: +0.683秒 (78ラップ)
6. マルク・マルケス: +0.689秒 (90ラップ)
7. アンドレア・イアンノーネ: +0.692秒 (76ラップ)
8. バレンティーノ・ロッシ: +0.734秒 (82ラップ)
9. アレイシ・エスパルガロ: +0.903秒 (58ラップ)
10. ダニ・ペドロサ: +1.187秒 (98ラップ)
11. 中上貴晶: +1.213秒 (80ラップ)
12. ポル・エスパルガロ: +1.213秒 (54ラップ)
13. ブラッドリー・スミス: +1.379秒 (77ラップ)
14. スコット・レディング: +1.411秒 (54ラップ)
15. アレックス・リンス: +1.461秒 (47ラップ)
16. ハフィス・シャリン: +1.461秒 (64ラップ)
17. ミカ・カリオ: +1.975秒 (31ラップ)
18. ティト・ラバット: +2.285秒 (21ラップ)
19. シルバン・ギュントーリ: +2.445 (83ラップ)
20. チャビエル・シメオン: +2.466 (50ラップ)