決勝レース:総合1位マルケスが9年連続の優勝を達成

ポールポジションのマルケスが計画した作戦を実行。ヤマハ勢2台が今季初めて表彰台に並び、中上は今季2度目の転倒リタイア。

第9戦ドイツGPの決勝レースは15日、ザクセンリンクで行われ、ポールポジションのマルク・マルケスがスタート直後に奪われたトップの座を13ラップ目に取り戻し、レースをコントロールして2戦連続の5勝目、最高峰クラスで40勝目、キャリア通算で66勝目を挙げ、フル参戦3年目の10年から当地で9年連続となるポール・トゥ・ウインを達成した。

気温27度、路面温度48度のドライコンディションの中、6番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、2.196秒差の2位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、2.776秒差の3位に入り、2戦連続3度目の表彰台を獲得。

2番グリッドのダニロ・ペトルッチは4位。9番グリッドのアルバロ・バウティスタは今季の最高位となる5位。3番グリッドのホルヘ・ロレンソ、5番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソ、10番グリッドのダニ・ペドロサ、13番グリッドのヨハン・ザルコ、16番グリッドのブラッドリー・スミスがトップ10入り。

8番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、1ラップ目に他車と接触してポジションを落としたが12位まで挽回。20番グリッドからスタートした負傷代役のステファン・ブラドルは16位。

11番グリッドのアレックス・リンスと15番グリッドのポル・エスパルガロは、1ラップ目に接触転倒。12番グリッドの中上貴晶は、12番手走行中の5ラップ目に今季7度目の転倒。7番グリッドのカル・クラッチローは、5番手走行中の10ラップ目に今季10度目の転倒。

19番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、ウォームアップ走行で今季7度目の転倒を喫した際に胸部を強打したことから、精密検査を受けるため、ケムニッツ市内の病院に搬送され欠場。

チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ロッシのギャップが41ポイント差から46ポイント差に広がった。

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