決勝レース:総合7位ビンダーが38年ぶりの快挙

ビンダー、ミル、マリーニが初優勝争いを展開。バグナイアは転倒回避から12位まで挽回。

第9戦ドイツGPの決勝レースは15日、ザクセンリンクで行われ、ウォームアップ走行で今季初めて1番手に進出した総合7位のブラッド・ビンダーが10番グリッドから中量級24戦目で初優勝。中量級に参戦した南アフリカ人ライダーとしては、ニュルブルクリンクで開催された80年8月の最終戦東ドイツGPで優勝を挙げたコーク・バリントン以来、38年ぶりの快挙となった。

気温24度、路面温度40度のドライコンディションの中、8番グリッドのジョアン・ミルは、0.779秒差の2位に入り、中量級での自己最高位を獲得。2番グリッドのルカ・マリーニは、スタートで1番手に飛び出し、キャリアで初めてレースをリードすると、0.933秒差の3位に入り、キャリア初の表彰台を獲得。

15番グリッドのミゲール・オリベイラは、2.143秒差の4位。4番グリッドのサム・ロウズ、9番グリッドのマルセル・シュロッター、6番グリッドのチャビ・ビエルゲ、19番グリッドのシモーネ・コルシ、18番グリッドのファビオ・クアルタラロ、16番グリッドのホルヘ・ナバーロがトップ10入り。

3番グリッドのフランセスコ・バグナイアは、3番手走行中の2ラップ目に前を走るライダーが転倒したことから、接触を回避するためにグラベルに飛び出し、26番手でレースに復帰。17.304秒差の12位まで挽回すると、7番グリッドのアレックス・マルケスは13位。

ポールポジションのマティア・パシーニは、2番手走行中の2ラップ目に今季9度目の転倒。5番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリは、3ラップ目に今季5度目の転倒。26番グリッドの長島哲太は、ジャンプスルーのペナルティが課せられた直後の4ラップ目に今季7度目の転倒で今季2度目の転倒リタイア。

チャンピオンシップは、総合1位バグナイアと総合2位オリベイラのギャップが16ポイント差から7ポイント差に接近した。

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