オフィシャルテスト~ペトルッチが初日1番手に進出

ドビツイオーソは2番手。中上はホンダ勢の最高位となる3番手。マルケスは5番手、ロッシは17番手。

最高峰クラスのオフィシャルテストは28日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで始まり、2年連続して総合8位に進出したダニロ・ペトルッチが53ラップを周回して、唯一1分37秒台に進出。今年4月の第4戦スペインGPの公式予選で記録されたサーキットベストラップ(1分37秒653)に接近する1分37秒968のトップタイムをマークした。

ドゥカティは、19年型のフルモデルを来年2月のオフィシャルテストに投入する目的で、先週のオフィシャルテストに引き続き、18年型と19年型の比較テストを中心にテストプログラムを継続。前回総合2番手のアンドレア・ドビツイオーソは転倒を喫したが、0.217秒差の2番手を維持すれば、最多の72ラップを周回したジャック・ミラーは、ジオメトリーのセッティングなどに取り組んで8番手。

右肩の手術を受けたテストライダー、ミケーレ・ピロの代役に指名されたアルバロ・バウティスタは、新型のエアロダイナイックスパッケージやシャーシとスイングアームを接続する新しいリンケージが搭載された19年型をテストして9番手。

18年型を使用するティト・ラバットは12番手。53ラップを周回して、先週よりも負傷から回復していることを証明すれば、フランセスコ・バグナイアは14番手。カレル・アブラハムは20番手。

ホンダ勢の最高位は、前回のオフィシャルテストに引き続き、カル・クラッチローが使用した18年型を走らせた中上貴晶。66ラップを周回して、0.380秒差の3番手に進出。

前回総合3番手のマルク・マルケスは、3台のバイクで50ラップを周回して0.549秒差の5番手。19年型を試乗したホルヘ・ロレンソは、0.781秒差の7番手。

ヤマハは、エンジンのスペックを決定する目的で、前回のバレンシアに引き続き、スペックが異なるエンジンの比較テストを集中。前回のテストで総合1番手に進出したマーベリック・ビニャーレスは、0.408秒差の4番手に進出すれば、バレンティーノ・ロッシは1.596秒差の17番手。

前回連続6番手に進出したフランコ・モルビデッリは、0.691秒差の6番手を維持すれば、ファビオ・クアルタラロは15番手。

スズキは、テストライダーのシルバン・ギュントーリを招集。アレックス・リンスと共にエンジンとシャーシのテストに着手。ギュントーリはカーボン製のシャーシ、リンスはアルミニウム製のシャーシを試せば、ジョアン・ミルは転倒を喫したが、新人勢の最高位となる0.988秒差の10番手に進出。

アプリリアは、テストライダーのブラッドリー・スミスが急性胃炎で欠場を強いられたアレイシ・エスパルガロのバイクに乗り込み、ニューエンジンのパワーデリバリーとトルクのテストに焦点すれば、前回のテストで総合18番手だったアンドレア・イアンノーネは2タイプのシャーシを比較。転倒を喫したが、1.040秒差の11番手に浮上した。

KTMは、ポル・エスパルガロがシャーシパーツ、エアロダイナイックスパッケージ、エンジンのテストを担当。16番手に進出すれば、ヨハン・ザルコは19番手。18年型を走らせるハフィス・シャリンとミゲール・オリベイラは21番手と23番手だった。

2日目、最終日はスタート時間を変更。30分遅れの開始となり、現地時間の10時00分、日本時間の18時00分に始まり、01時30分からは最新情報とインタビューを提供するアフター・ザ・フラッグを生中継で配信する。

MotoGP Jerez Official Test

 

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