ワン・エナジー・レーシングのブラッドリー・スミスは、『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』のオープニングレースとなった開幕戦ドイツ大会で7番グリッドから優勝争いを繰り広げて2位。4つのカテゴリーで表彰台獲得に成功した。
MotoGP™アカデミーの1期生として、スペイン選手権経由で06年に世界舞台へ飛び出すと、2年目の第5戦フランスGPで3位に進出。初表彰台を獲得した。
5年間の軽量級参戦で、3勝を含む20度の表彰台を獲得した後、11年から中量級に参戦すると、ホームレースとなった第6戦イギリスGPで2位に進出。
13年から最高峰クラスに参戦。2年目の第16戦オーストリアGPで3位、3年目の第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで2位を獲得。
参戦14年目の19年は、MotoE™ワールドカップに転向。6月17日からバレンシアのサーキット・リカルド・トルモで開催された3日間のオフィシャルテストには、アプリリアのテストライダーとして、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで実施されたオフィシャルテストとプライベートテストに参加したことから、2日目しか参加できず、3日目のレースシミュレーションをキャンセルしたことが影響した。
「最初のレースで表彰台を獲得したことがとても嬉しい。予選の結果には大きな失望を覚えたけど、誰もハーフウェットのコンディションにおけるミシュランのパフォーマンスを知らないことから、グッドなスタートを切ることができれば、レースでファイトできることは分かっていた。」
「レースをリードすることはナイスだった。バレンシアでレースシミュレーションができなかったから、知識が不足していたけど、今回沢山のことを学んだ。次戦に向けて、改善できることが分かった」と、決勝レースの感想を語った。