テストで転倒したミルが大事を取って欠場

チーム・スズキ・エクスターは７日、第１０戦チェコＧＰ後にアウトモトドローム・ブルノに開催されたオフィシャルテストで転倒したジョアン・ミルが今週末の第１１戦オーストリアＧＰを欠場することを発表した。

２１歳のスペイン人ライダーは転倒後、サーキットからブルノ市内の病院にヘルコプターで搬送され、精密検査を受けた結果、肺挫傷と診断されて入院。重症を負わなかったが、肺は炎症を起こしているため、回復にはある程度の時間が必要なことから、リスクを回避して欠場することを決断。

さらに検査を受けるために、スペイン・バルセロナ市内の大学病院に移動することになった。

「テストのインシデントで今週末のレースを欠場することになり、とても残念。ビックなクラッシュだった。グラベル上を何度も横転して身体中を強打したことから、検査を受ける目的で病院に搬送された。最初は肺挫傷が原因で呼吸が困難だったけど、少しずつ良くなり、今は良い感じ。」

「これからバルセロナの病院を訪れ、全てが正常であるかを確認するために精密検査を受ける。その後に帰宅して、回復に努め、トレーニングを再開しよう。バイクから本当に良い感じがあり、ファンタスティックなテストとなっていただけに本当に残念だけど、今は回復に努め、シルバーストンに向けて万全な体調に持っていけることを考えなければいけない。」

「僕の世話をしてくれたクリニカモバイルのスタッフたちとサーキットの救助員たち、病院の医師たち、チームのみんなに感謝しないと。サポートのメッセージを送ってくれた全てのファンにも感謝したい」と、転倒と負傷を説明。２週間後の復帰を目指すことを語った。