MotoGP™クラスプレビュー

総合1位マルケスに18年勝者ドビツィオーソ、前戦勝者リンス、テストで上位に進出した4人のヤマハ勢らが挑戦。

第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、14年ぶりに復帰した07年から13年連続23回目の開催となるミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9月13日に初日、15日に決勝レースを実施。

前戦イギリスGPで9戦連続11度目のトップ2入りを果たしたポイントリーダーのマルク・マルケスが15年と17年に優勝、18年に2位を獲得した当地で総合2位アンドレア・ドビツィオーソらの挑戦を受け、4年連続6度目、通算8度目のタイトル獲得に向けて、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

今季2度目の転倒リタイアを喫したドビツィオーソは、ハードクラッシュから4日後に当地で開催されたオフィシャルテストに参加。18年に優勝を挙げたホームトラックで78ポイント差の挽回に挑み、総合4位に後退したダニロ・ペトルッチは、2日間のテストで総合2番手に進出。7戦ぶり3度目の表彰台を狙う。

インディペンデント勢の最高位に再浮上した総合7位のジャック・ミラーは、テストで総合5番手。昨年の中量級でポール・トゥ・ウインを決めた総合15位のフランセスコ・バグナイアは、テストで総合7番手に進出。テストライダーのミケーレ・ピロは今季2度目のワイルドカード参戦でタイトル奪回を目指すドゥカティ勢をバックアップする。

今季2勝目を挙げて総合3位に再浮上したアレックス・リンスは、テスト順位こそ総合13番手だったが、テスト内容に手応え。自信をさらに高めて、サーキットに乗り込み、2戦に欠場した総合13位のジョアン・ミルは、テストで121ラップを周回。復調していることを証明した。

総合5位のマーベック・ビニャーレスは、テストで最多の191ラップを周回。課題に挙げていたレース序盤のパフォーマンス向上に専念すれば、総合6位のバレンティーノ・ロッシは、課題のリアグリップと加速を改善させ、総合4番手に進出。総合8位のファビオ・クアルタラロと総合10位のフランコ・モルビデッリは、総合1番手と総合3番手に進出したテストのパフォーマンスを再現させたいところ。

総合9位のカル・クラッチローは、テストプログラムに専念したことから、タイムアタックをせずに総合21番手だったが、昨年は3位表彰台を獲得。総合12位の中上貴晶は、143ラップを周回してホンダ勢最高位の総合8番手に進出。前戦に負傷から復帰した総合19位のホルヘ・ロレンソは、胸椎骨折からフィジカルコンディションを高め、過去3勝を挙げた当地に乗り込む。

チャンピオンシップ
ライダー部門
1. マルク・マルケス: 250ポイント
2. アンドレア・ドビツィオーソ: 172ポイント(-78ポイント)
3. アレックス・リンス: 149ポイント(-101ポイント)

コンストラクター部門
1. ホンダ: 256ポイント
2. ドゥカティ: 211ポイント(-45ポイント)
3. スズキ: 195ポイント(-61ポイント)

チーム部門
1. ドゥカティ・チーム: 317ポイント
2. レプソル・ホンダ: 281ポイント(-36ポイント)
3. モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP: 234ポイント(-83ポイント)

インディペンデント-ライダー部門
1. ジャック・ミラー: 94ポイント
2. ファビオ・クアルタラロ: 92ポイント(-2ポイント)
3. カル・クラッチロー: 88ポイント(-6ポイント)

インディペンデント-チーム部門
1. ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム: 161ポイント
2. LCR・ホンダ: 150ポイント(-11ポイント)
3. プラマック・レーシング: 123ポイント(-38ポイント)

ルーキー・オブ・ザ・イヤー部門
1. ファビオ・クアルタラロ: 92ポイント
2. ジョアン・ミル: 39ポイント(-53ポイント)
3. フランセスコ・バグナイア: 29ポイント(-63ポイント)

BMW・M・アワーズ
1. マルク・マルケス: 265ポイント
2. ファビオ・クアルタラロ: 187ポイント(-78ポイント)
3. マーベック・ビニャーレス: 162ポイント(-103ポイント)

70%割引で提供中の『ビデオパス』では、マルケス、ドビツィオーソ、リンス、ロッシ、ビニャーレスが出席する9月12日(木)のプレスカンファレンスから15日(日)の決勝レース後のプレスカンファレンスまで、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの全セッションをノーカット完全生中継で配信。