MotoGP™クラスプレビュー

残り6戦、150ポイントのタイトル争い。93ポイント差のアドバンテージを広げた総合1位マルケスが過去6年間で4勝を挙げたホームトラックに乗り込む。

第14戦アラゴンGPは、初開催の10年から今年で10年連続の開催を迎えるモーターランド・アラゴンで9月20日に初日、22日に決勝レースを実施。

前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで今季7勝目を挙げたポイントリーダーのマルク・マルケスが13年、16年、17年、18年に優勝を挙げた当地で総合2位アンドレア・ドビツィオーソらの挑戦を受け、4年連続6度目、通算8度目のタイトル獲得に向けて、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

ホームレースで6位だったドビツィオーソは、昨年マルケスとの優勝争いを繰り広げた末に自己最高位となる2位を獲得したトラックで、93ポイント差に挑戦すれば、総合3位に再浮上したダニロ・ペトルッチは、チームメイトをサポートしながら、後半戦初の上位進出に挑む。

今季3度目の転倒リタイアで総合4位に後退したアレックス・リンスは、2ポイント差の総合3位に挑戦。肺挫傷から復帰した総合13位のジョアン・ミルは、今季3度目となる新人勢の最高位を狙う。

トップ5に4台が進出(01年7月の第9戦ドイツGP以来)したヤマハ勢。14年と15年に優勝を挙げたが、17年は4位、18年は8位が最高位だった当地で2戦連続の3位を獲得した総合5位のマーベリック・ビニャーレス、3戦連続の4位に進出した総合6位のバレンティーノ・ロッシ、今季4度目の表彰台を獲得した総合7位のファビオ・クアルタラロ、2戦連続の5位に進出した総合10位のフランコ・モルビデッリが優勝、表彰台に挑戦。

前戦で注目を集めたKTMは、来季を視野に入れ、今季末で契約を打ち切るヨハン・ザルコに代わって、今週末からテストライダーのミカ・カリオを起用。実戦での開発に着手する。

2戦連続して転倒を喫した総合12位の中上貴晶は、12位で完走した昨年の経験を活かし、4戦ぶり7度のシングルフィニッシュを狙う。

チャンピオンシップ
ライダー部門
1. マルク・マルケス: 275ポイント
2. アンドレア・ドビツィオーソ: 182ポイント(-93ポイント)
3. ダニロ・ペトルッチ: 151ポイント(-124ポイント)

コンストラクター部門
1. ホンダ: 281ポイント
2. ドゥカティ: 221ポイント(-60ポイント)
3. ヤマハ: 215ポイント(-66ポイント)

チーム部門
1. ドゥカティ・チーム: 333ポイント
2. レプソル・ホンダ: 308ポイント(-25ポイント)
3. モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP: 263ポイント(-70ポイント)

インディペンデント-ライダー部門
1. ファビオ・クアルタラロ: 112ポイント
2. ジャック・ミラー: 101ポイント(-11ポイント)
3. カル・クラッチロー: 88ポイント(-24ポイント)

インディペンデント-チーム部門
1. ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム: 194ポイント
2. LCR・ホンダ: 150ポイント(-42ポイント)
3. プラマック・レーシング: 130ポイント(-62ポイント)

ルーキー・オブ・ザ・イヤー部門
1. ファビオ・クアルタラロ: 112ポイント
2. ジョアン・ミル: 47ポイント(-65ポイント)
3. フランセスコ・バグナイア: 29ポイント(-83ポイント)

70%割引で提供中の『ビデオパス』では、マルケス、ドビツィオーソ、リンス、ビニャーレス、クアルタラロが出席する9月19日(木)のプレスカンファレンスから22日(日)の決勝レース後のプレスカンファレンスまで、第14戦アラゴンGPの全セッションをノーカット完全生中継で配信。