『FIM MotoGP™ Stewards Panel(スチュワートパネル)』は21日、トラックリミットの定義を説明すると共にプロトコルを発表。違反はビデオで確認され、抗議または控訴の可能性がないことを明確にした。
トラックリミットを越えるということは、フロントタイヤとリアタイヤが同時にトラックに外側にあることを意味する。フリー走行や公式予選で違反が発生した場合、セクタータイムがキャンセルされ、ラップがキャンセルされる。決勝レース中に違反が発生した場合、複数の結果が生じる可能性がある。
ライダーが時間を失い、明らかに不利な立場にある場合には、違反とならず、記録されない。
損失または利益が不確定の場合、ミスは許されるが、ライダーが競争相手と同じトラックを使用しないで、発生回数が多すぎると利点と見なされる。ライダーが3回の違反をした場合、警告メッセージをダッシュボードに配信する。トラックリミットの違反が5回発生すると、シグナルボード及びライダーのダッシュボードを通じて、ロングラップペナルティを伝える。
『MotoE™ワールドカップ』では、レース周回数を考慮して、許可されるトラックリミットインシデントの回数が5回から3回に減少され、発生1回目のときに警告が配信される。
スチュワートは、ライダーが1回のトラックリミットの違反で明白な優位性を得たと判断した場合、ペナルティを課せることができる。これは、ポジションの変更、タイムペナルティ、またはロングラップペナルティとなる。これらは記録されるが、ライダーは既にペナルティが課せられているため、未確定なカウントに含まれない。
第14戦アラゴンGPで、セーフティ委員会と協議した結果、決勝レースのラストラップで発生するトラックリミットの違反に関するプロトコルを更新することを決定。
今後は、レース結果に影響を与えるラストラップの違反は、問題のライダーがトラックリミットを越えて不利になったことを示す必要がある。スチュワートが明らかな不利益がないと判断した場合、ライダーはポジションの変更またはタイムペナルティのペナルティが課せられる。これは、ラストラップでトラックリミットを越えたライダーがフィニッシュポジションを直接的に争っているライダー、またはライダーたちよりも悪いポジションになることを保証するため。
トラックリミットに関する決定は、『FIM MotoGP™ Stewards Panel(スチュワートパネル)』が唯一の責任者であり、最終的であり、違反はビデオで確認される。抗議または控訴の可能性はない。
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