第15戦タイGPは、チャーン・インターナショナル・サーキットで10月4日に初日、6日に決勝レースを開催。前戦アラゴンGPで11位だったポイントリーダーのロレンソォ・ダッラ・ポルタが残り5戦、125ポイントのタイトル争いにおいて、昨年2位を獲得した当地でポイント差の拡大を狙う。
ホームレースとなった前戦で今季3勝目を挙げた総合2位のアロン・カネトは、22ポイント差から2ポイント差に接近。昨年は左肩の骨折で欠場したことから、初走行となる当地に対して素早い適応が要求される。
総合3位のトニー・アルボリーノは、29ポイント差。逆転の可能性を広げるために、2人の前でフィニッシュしたいところ。
初表彰台獲得で総合12位から9位に浮上した小椋藍は、15年から2年間参戦したアジア・タレント・カップの経験を活かし、2戦連続の上位進出を狙い、同時に新人王のタイトル獲得に向けて、4ポイント差に接近したチェレスティーノ・ヴィエッティに挑戦。
日本勢にとってはホームグランプリ、第16戦日本GP直前の大切な週末。総合10位の鈴木竜生は4戦連続の上位進出を狙い、総合16位の鳥羽海渡は第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで負傷した右肩の回復具合を確認。総合18位の佐々木歩夢は初の表彰台、総合24位の真崎一輝はポイント圏内の進出を目指す。
チャンピオンシップ
ライダー部門
1. ロレンソォ・ダッラ・ポルタ: 184ポイント
2. アロン・カネト: 182ポイント(2ポイント差)
3. トニー・アルボリーノ: 155ポイント(-29ポイント差)
コンストラクター部門
1. ホンダ: 319ポイント
2. KTM: 250ポイント(69ポイント差)
チーム部門
1. レオパード・レーシング: 307ポイント
2. VNE・スパイナーズ: 222ポイント(85ポイント差)
3. SIC58・スクアドラ・コルセ: 203ポイント(104ポイント差)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー部門
1. チェレスティーノ・ヴィエッティ: 90ポイント
2. 小椋藍: 86ポイント(4ポイント差)
3. ラウール・フェルナンデェス: 51ポイント(39ポイント差)