ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームのファビオ・クアルタラロは、史上最年少のポールポジション獲得記録を更新し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーとインディペンデントのライダー部門を獲得した最高峰クラス1年目のシーズンを振り返り、来季20年の期待と目標を語った。
シーズンを10点満点で評価すると?
信じられないシーズンだったから、おそらく8点だろう。足りない2点はミスを犯したから。でも、将来に向けて、そのミスから学ぶ必要があった。シーズンを詳細に分析することは重要ではないけど、確かに、オーストラリアやシルバーストンのレースではもっと良い仕事ができた。ミスを犯してしまったけど、これも仕事の一部として、そこから学んだ。シーズンでも最も際立ったことは、決定的にヘレスでのポールポジション。初めてトップタイムをマークして、それがポールポジションだった。
シーズンを通じて学習したことは?来季20年に学びたいことは?
タイヤ温存の仕方やフルタンクと燃料が消耗したときの走らせ方、マッピングの使い方など、沢山のことを学んだ。学習した全てのことをリストアップするには多すぎるから大変だけど、このバイクを走らせることは、信じられない経験であり、沢山のことを学んだから、それら全てを説明するのは簡単ではない。僕は予選で速く走れるから、来季はレースでのパフォーマンスを良くしたい。
チームとヤマハの役割は?
チームはシーズンの最初に指導してくれ、チームのメンバー一人ひとりが何らかの形で僕を助けてくれた。全員が素晴らしい仕事をしたから、彼らのシーズンは10点満点で9点。マイナス1点は常に改善の手段を見つけることができるから。
このカテゴリーのバイクは、走らせることが容易ではないけど、ヤマハ車はもしかしたら新人にとって最も馴染みやすいかもしれない。馬鹿げたことをする換わりにシンプルなやり方で仕事を続けることができた。
ルーキーシーズンで最も誇りに思ったことは?
多くのレースで表彰台争いができた後半戦を誇りに思う。来季20年の目標は毎戦で表彰台を争うこと、トップ5入りを争うことだと思う。もちろん、フィリップアイランド、ザクセンリンク、シルバーストンのクラッシュは残念だったけど、そこから沢山のことを学んだ。
シーズンスタートと比較して、ファビオ・クアルタラロという名前は認知されるようになったけど、どんな影響を受けた?
当然、有名になったと感じる。昨年までの僕は誰か、ではなかったけど、今年のパフォーマンスで突然状況は変わってしまい、空港や通りで僕を認識するようになり始めたけど、重要なことは、僕が僕であり続け、馬鹿げたことをしないこと。以前のままでいたい。
来季20年に期待することは?
来季期待することは、毎戦表彰台争いをすること。トップ3に進出できないときは、トップ5に入りたい。
ウインターブレイクの計画は?
自宅で過ごすつもり。一生懸命にトレーニングを積んで、冬の間は多くのリスクとプレッシャーを受けずにバイクを走らせる唯一の時期だから、可能な限りバイクに乗るつもりだ。
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