クラス最年長のコーンフィールが参戦を断念

ボエ・スカル・ライダー・ムゲン・レースから参戦を予定していた２６歳のチェコ人ライダー、ヤコブ・コーンフィールは２０日、経済的な問題を理由に、フル参戦１１年目となる２０年シーズンの参戦を断念することを自身が運営するソーシャルメディアを通じて発表した。

「バレンシアで昨シーズンを終えたとき、あれがチャンピオンシップのキャリアにおいて、ラストレースになるとは想像もしていなかった。まだチームとの間で有効な契約が締結されているけど、人生において、非常に重要な決断を余儀なくされた。考えていたことと異なる予算からシーズンを始めるべきだった。これは望んでいたことではなく、ムジェロまで参戦できる保証がないだろう。」

「タイトルを獲得したことがなかったけど、僕は勝者のように感じている。常にトラック内外で全力を尽くそうとトライしてきた。」

０９年、レッドブル・ルーキーズ・カップの最終戦チェコ大会第２レースで優勝を挙げ、逆転でチャンピオンに輝いたコーンフィールは、翌年の１０年からフル参戦を開始。通算１８２戦に参戦して、表彰台を５回、ポールポジションを１回獲得。自己最高位は１６年と１８年の総合８位。昨年９月、第１３戦サンマリノ＆リビエラ・ディ・リミニＧＰの開催期間中にボエ・スカル・ライダー・ムゲン・レースとの間で１年契約を締結していた。