オフィシャルテスト~カタールで22日から3日間開催

シーズン開幕直前、プレシーズン最後のテストが開幕戦カタールGPの舞台で開催。

最高峰クラスに参戦する11チームは、22日から3日間、開幕戦カタールGPの舞台、ロサイル・インターナショナル・サーキットで今年2度目、20年シーズン3度目のオフィシャルテストを実施。3月8日のオープニングレースを視野に入れ、テストプログラムを継続する。

20日に契約更新を発表した王者マルク・マルケスは、前回のテストで手術を受けた右肩の回復具合を確認しながら、2日目と3日目に転倒を喫したが、3日間で131ラップを周回。今回のテストでは周回数を増やすだけでなく、前回テストを担ったカル・クラッチローと共にテストプログラムを消化して行く。

右肩を手術した中上貴晶は、3日間で126ラップを周回。回復具合を確認しながら、前回消化できなかったテストプログラムに取り組みながら、チャンピオンマシンへの適応を進めていく。

ヤマハは、ファクトリースペックをバレンティーノ・ロッシ、マーベリック・ビニャーレス、ファビオ・クアルタラロ、Aスペックをフランコ・モルビデッリに供給。4人が順調にテストプログラムを消化して、ラップタイムを伸ばして行けば、スズキは、アレックス・リンスとジョアン・ミルが昨年11月から始めたテストプログラムを継続し、安定して上位に進出。

レイアウトが異なるトラックで作業を進めて行けば、ドゥカティは、ミシュランタイヤがシーズンに供給するリアタイヤへの適応作業を継続。

シェイクダウンテストで20年型のプロトタイプマシンを投入したKTMとアプリリアは、4メーカーに接近。開幕戦のトラックで戦闘力を確認したいところ。

2週間前のオフィシャルテストでは、10人がレースシミュレーション、ロングランを実行。衝撃的な速さを見せたアレイシ・エスパルガロをはじめ、ビニャーレス、クアルタラロ、リンスがハイペースを刻み、戦闘力の高さと順調な仕上がりを見せていた。今回のテストでは、2週間後の開幕戦に向けて、多くのライダーたちがレーススタート時間の16時00分からレースシミュレーションを予定している。

セッション時間は、現地時間の13時00分から20時00分、日本時間の19時00分から02時00分まで。日本との時差は+6時間。日没時間は17時33分頃。

当サイトでは、初日から3日間連続して、現地時間の19時30分、日本時間の01時30分から国際中継の実況陣による『After the Flag(アフター・ザ・フラッグ)』を生中継で配信。

セッション開始時間の13時00分からはライブタイミングを提供。セッション終了後には、ハイライトビデオをはじめ、インタビューなどの動画を配信する。

VideoPass』では、2月22日からロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストの動画を配信。