ＫＴＭ勢の最高位に進出したビンダー「大きな驚きだった」

レッドブル・ＫＴＭ・ファクトリー・レーシングのブラッド・ビンダーは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された開幕直前のオフィシャルテストに参加。７６５ｃｃマシンから１０００ｃｃマシンへの乗り換え作業を続け、２日目に４コーナーで転倒を喫したが、３日目は１４時０１分からテストを開始。

１１度のコースインで５８ラップを周回すると、１分５５秒台を１８回、１分５４秒台を２回記録して、トップタイムから０.４２５秒差の９番手、３日間総合９番手に進出。

１３日後のオープニングレース、開幕戦カタールＧＰの決勝レースを想定して、１８時３２分からは連続１３ラップのロングランを実行すると、１分５６秒台を３回、１分５５秒台を１０回記録した。

「正直、大きな驚きだった。幾つかの変更が大きく役立ち、沢山の問題が解決したから、快適さを感じた。そして、新品タイヤを履いたら、『バム！』。減速、コーナリング、加速での快適さがあり、一度この分野を発見したら、今まで以上に簡単にタイムが出るようになったけど、２２ラップを続けて走ることは難しいから、道のりは長い。」 「この３日間で幾つかの前進を果たした。チームは信じられない仕事をしてくれた。緒戦の週末で仕事を続けたい」と、ラップタイムが１.６秒も伸びたことを喜んだ。

オフィシャルテスト
１日目： １分５５秒６４４（５３ラップ/１６番手）
２日目： １分５５秒９３０（５７ラップ/２０番手）
３日目： １分５４秒２８３（５８ラップ/９番手）

オールタイムラップレコード： １分５３秒３８０（１９年/Ｍ.マルケス）
ベストレースラップ： １分５４秒９２７（１６年/Ｊ.ロレンソ）
２０年テストベストラップ： １分５３秒８５８（Ｍ.ビニャーレス）