『MotoGP™世界選手権』の全戦だけでなく、オフィシャルテスト時もパドックでライダーたちや関係者を医療面からサポートするクリニカ・モバイルの代表ミケーレ・ザザは、イタリアのスポーツ紙『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト)』にイタリア国内で新型コロナウイルスの感染者と死者が増え続けている状況を説明した。
「医師としての人生において、これまでにも大変深刻なことを目の当たりにしてきましたが、今はそれ以上です。ピークはまだ到達していませんが、非常に悪い状況です。我々は戦争中です。そのことを明確にしたいです。」
「我々は連絡を受け、その家に行きます。そのほとんどが新型コロナウイルスです。最初にリスクを背負うのは医療従事者、そして、ボランティア、市民保護者たちであり、非常に短期間で絶対的な緊急事態に備えなければいけません。患者との接触を避けるために、非常に厳格な手順を踏む必要があることから、ストレスは高く、しかも継続されます。」
「現在の真の問題は、非常に多くの若い人たちに症状が発生し始めていることです。しかし、未だに通りには散歩やジョギングをしたり、公園のベンチに座ったりしている人たちを見かけます。我々は見えない軍隊と闘っていますが、多くの人たちは気にもとめず、感染を増やすリスクを冒しています。」
「我々医療従事者たちは、既に体力の限界に達しています。これは第三次世界大戦です。世間の人たちは、そのことを理解し始めなければいけません」と、イタリアの状況を説明し、感染拡大の防止に向けて自宅にとどまることを訴えた。
イタリア保健省は20日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、国内の全ての公園を閉鎖することを発表。10日に市民の外出を原則的に禁止したが、屋外で運動を目的に外出する市民が後を絶たず、禁止の一層の徹底が必要となり、ジョギングやサイクリングなど屋外の運動が禁止された。
イタリアGPの開催地、ムジェロ・サーキットことアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロは20日、新型コロナウイルスの対応に追われる病院を支援する目的で、サーキット内のメディカルセンターで所有する人工呼吸器など集中治療室で使用可能な医療機器(肺換気装置、集中治療用モニター、モニター付き除細動器、デジタル超音波診断装置など)を地元トスカーナ州の2つの病院(ボルゴ・サン・ロレンルォとフィレンツェ)に提供した。
⚠️From https://t.co/ftFqWPKrfm, our advice is: stay at home and follow the authorities’ recommendations, otherwise you risk to frustrate all the doctors’ work.#staiacasa #stayathome
— clinicamobile (@clinicamobile) March 20, 2020
@gazzettadellosport
????The link to the article: https://t.co/soDPqUBx2p pic.twitter.com/SZrCmA7wUY
初めてのアクセスですか?登録