「マーベリックはマルクのライバルの１人」

スペインで生中継を配信する『BAZN（ダゾーン）』は、マーベリック・ビニャーレスのライダーコーチを務めるフリアン・シモンを招待。優勝で軽量級のタイトルを獲得した２００９年の第１５戦オーストラリアＧＰを振り返った後、当時マルク・マルケスが既に際立つ存在だったことを説明。ビニャーレスがタイトル獲得に向けて、マルケスに挑戦することを宣言した。

「マルクがドニントンパークでの初表彰台に登壇したことを覚えている。強風が吹き抜けた中、彼はあの小さな身体だったにも関わらず輝くような２位を獲得した。本当に印象的だったけど、以前から将来の活躍を予感させる走りをしていた。当時、僕たちは何度もバトルをしていたし、一貫して上位に食い込んでいたけど、転倒が多かった。ＫＴＭは故障が多かったけど、将来を約束する走りを見せていた。」

「僕は本当に幸運だった。現役を引退した後、パドックとの関係を継続することは非常に難しいから。最初はティトのライダーコーチ。彼と一緒に過ごしたことは本当に良かった。僕は沢山のことを学び、お互いに助け合った。その後にファクトリーチーム入りという夢の機会が巡ってきた。それも幼い頃から良く知るマーベリックをサポートするということで考える必要はなかった。ライダーとして最高峰クラスに昇格できなかったけど、僕はヤマハのピットボックスにいる。夢のようだ。マーベリック、ヤマハのチームのみんなと一緒にいられることが嬉しい。」

「マルクのライバルたちにとって、今シーズンはビックなチャンスとなる。彼は現王者。明確な候補だ。今シーズンは爆発的なチャンピオンシップとなり、マルクは非常に爆発的であることから、非常に上手く適応するだろう。」

「短いシーズンに対して、一貫的になる必要があり、ミスを犯してはいけない。常にノーミスでトップ３、トップ５に進出しなければいけない。強度のトレーニングを積んでいるマーベリックが来るだろう。重要なのは、彼が全力を発揮すること。マルクのライバルの１人となるはずだ。大きな自信を持っている。上手くやれると確信する」と、ビニャーレスの旋風を起こすことを主張した。