決勝レース:クアルタラロが今季3勝目でポイントリーダー奪回

ミル&リンスのスズキがダブルポディウム。中上7位。ロッシとドビツィオーソは転倒。

第9戦カタルーニャGP決勝レース(周回数:24ラップ)は27日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、ウォームアップ走行で週末3度目の1番手に進出した2番グリッドのファビオ・クアルタラロが9ラップ目にトップに立った後、アドバンテージを維持して6戦ぶりに優勝。3戦ぶりにポイントリーダーの座を奪回した。

気温17度、路面温度20度のドライコンディションの中、8番グリッドのジョアン・ミルは0.928秒差の2位。3戦連続4度目の表彰台を獲得すれば、13番グリッドのアレックス・リンスは、1.898秒差の3位に入り、昨年8月の第12戦イギリスGP以来、今季初めて表彰台を獲得。スズキが2007年9月の第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来、13年ぶりにダブルポディウムを獲得。

ポールポジションのフランコ・モルビデッリは、終盤にポジションを2つ落として2.846秒差の4位。4番グリッドのジャック・ミラーは5位。14番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは6位。

11番グリッドの中上貴晶は、3.671秒差の7位。7戦連続のシングルフィニッシュ、8戦連続のトップ10入りを達成すれば、9番グリッドのダニロ・ペトルッチは8位。

5番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、1ラップ目に15番手、2ラップ目には16番手まで後退したが、13.607秒差の9位まで挽回。

16番グリッドのカル・クラッチローは10位。10番グリッドのブラッド・ビンダー11位。

6番グリッドのヨハン・ザルコは、スタート直後の2コーナーで週末2度目、今季8度目の転倒。すぐ後ろに位置していた17番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、ザルコ車との接触を回避できずに今季2度目の転倒を強いられ、昨年8月の第12戦イギリスGP以来の転倒リタイア。

3番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、2番手走行中の16ラップ目2コーナーで今季3度目の転倒、2戦連続の転倒リタイア。

7番グリッドのポル・エスパルガロと12番グリッドのミゲール・オリベイラは、転倒リタイア。

チャンピオンシップは、総合2位のクアルタラロが25ポイントを加算。総合4位から2位に浮上したミルに8ポイント差、総合3位を維持したビニャーレスに18ポイント差、総合4位に後退したドビツィオーソには24ポイント差にアドバンテージを広げた。

2度目の3連戦を終えた『MotoGP™クラス』は一旦解散。3度目の3連戦緒戦となる次戦フランスGP前に最終戦ポルトガルGPの開催地に指定されたポルティマオ・サーキットこと、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェに集結。10月7日にテストを実施する。

RESULTS

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