レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングのポル・エスパルガロは、第10戦フランスGPの決勝レースで3列目8番グリッドからドゥカティ勢を追走。1.711秒差の3位に入り、今季3度目の表彰台を獲得。総合12位からKTM勢の最高位となる9位に浮上した。
「非常に長いレースになってしまった。13、14ラップ目あたりから柔らかすぎたフロントタイヤのパフォーマンスが低下し始めた。落ち着いて走れず、緊迫した状態となり、まるでジムで4時間の筋トレをした後のように背中が痛み始めたけど、前のライダーたちに近づいているところを見て、良い振動のスパイラルに切り替わり、痛みを考えずに、全力で捕まえに行った。そこからは、レースが短く感じた。」
「路面が乾いたラスト3ラップは、リスクを背負った。あと2ラップあったら、ペトルッチを捕まえることができたかもしれないけど、それは分からない。もしかしたら、転んでいたかもしれない。」
「フロントにミディアムを選んだアレックスの戦略は最善だった。僕もミディアムを選ぼうとしたけど、ソフトを装着したKTM勢は、試していなかったことから、大きなリスクがあった。表彰台獲得が嬉しいけど、常に、もし違う選択していていたらどうだっただろうかという疑問が残ってしまう。もしかしたら、完走できなかったかもしれない。分からない。」
「パルクフェルメでホンダ機が装着しているタイヤを確認した。もしかしたら、ベストリザルトをもたらしてくれたかもしれない。喉に魚の骨が刺さったような感じだけど、転倒せずに表彰台を獲得したことはすごく良かった」と、複雑な心境をレース後に打ち明けた。
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