『FIM CEV REPSOL』~イサン・グエバラが2クラス連覇を達成

ヤリ・モンテッラ(イタリア)、ダビド・アロンソ(コロンビア)がチャンピオンに輝く。

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は週末、スペインのサーキット・リカルド・トルモで第7戦スペイン・バレンシア大会と最終戦スペイン・バレンシア大会を開催。3カテゴリーのチャンピオンが決定した。

Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』
13か国から37名がエントリー。3レース、75ポイントのタイトル争いで、2019年『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』王者のイサン・グエバラ(スペイン)が1レース目に4レース連続優勝となる5勝目を挙げ、総合2位から1位に初めて浮上すると、2レース目と3レース目には連続3位を獲得。チャンピオンシップ初となる2年連続2クラス制覇の快挙を達成した。

総合2位は、21位、2位、2位で逆転を許したチャビエル・アルティガス(スペイン)。総合3位は、2位、優勝、優勝を挙げたペドロ・アコスタ(スペイン)。

日本勢は、3年ぶりに復帰した真崎一輝(まさきかずき)が16位、15位、15位で総合9位。参戦1年目の松山拓磨(まつやまたくま)は、自己最高位4位、転倒リタイア、6位で締め括り、総合14位に進出。

第5戦アラゴン大会の公式予選1で転倒した際に左脚の脛骨と腓骨を骨折した西村硝(にしむらしょう)は、水曜と木曜のセッションに参加したが、予選と決勝レースは欠場。来季も参戦を予定する。

Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
6名のスーパーストック600を含む20名が12か国から集結。2レースが行われ、1レース目に総合1位のヤリ・モンテッラ(イタリア)が2位に入り、参戦2年目でタイトルを獲得。2レース目には8勝目を挙げた。

総合2位は、5位と4位に進出したニキ・トゥーリ(フィンランド)。総合3位は、優勝と3位を獲得したアレッサンドロ・ザッコーネ(イタリア)。

日本勢は、羽田太河(はだたいが)が7位と6位に入り、総合4位に進出。石塚健(いしずかたけし)は連続10位。全レースでポイントを連取して、参戦1年目の総合25位から総合15位にジャンプアップ。

スポット参戦したドミニケ・エガーターは、1レース目に3.200秒差の3位、2レース目は0.581秒差の2位を獲得した。

European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』
15か国から40名が参戦。2レースが行われ、1レース目に総合1位のダビド・アロンソ(コロンビア)が15番グリッドから優勝。今季5勝目を挙げて、4代目のチャンピオンに輝くと、2レース目は今季5度目の2位を獲得。

総合2位は、ユルゲン・ファン・デン・グールベルグの息子ゾンタ(オランダ)。総合3位は、全11レースでトップ7を維持したアルベルト・フェルナンデェス(スペイン)。参戦2年目の佐古大次郎(さこだいじろう)は、2レース連続して転倒リタイアで終わり、昨年の総合7位を上回れず、総合14位だった。

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