プレスカンファレンス~未知の舞台への挑戦

ポルトガルGP開幕を前日に控えた中、ミル、モルビデッリ、ドビツィオーソ、エスパルガロ弟、ミラー、オリベイラ、クラッチローが共同会見に出席。

最終戦ポルトガルGPプレスカンファレンスは19日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェのプレスカンファレンスルームで行われ、2020年チャンピオンのジョアン・ミル、総合2位のフランコ・モルビデッリ、総合6位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合7位のポル・エスパルガロ、総合8位のジャック・ミラー、総合10位のミゲール・オリベイラ、総合18位のカル・クラッチローが出席した。

ジョアン・ミル
「家族と一緒にタイトルを祝った。夕食に行っただけ。今週末にラストレースが控えていることから、あまり多くのことをしなかった。沢山のインタビューを受け、沢山のメッッセージをもらい、難しかったけど、楽しんだ。僕は幸せ。今、僕たちにはここでやるべきミッションがある。三冠獲得となれば、それは大変グッドなシーズンとなるだろう。そうでなくても、すごく良いシーズンだ。僕は三冠に向けて集中している。モチベーションが高く、優勝争いをするためのパッケージがあるのか確認しよう。」

「まだ話し合っていないけど、もし訊かれれば、アレックス(・リンス)が総合2位を獲得するために助けることに何も問題はない。」

フランコ・モルビデッリ
「このトラックで『MotoGPバイク』でどうなるのか興味深い。とてもワクワクする。2012年にレースをした。2か月前にも走った。アドレナリンが非常に高いトラックであることを覚えている。面白そうだ。僕は良い感じ。全体的なパッケージは良い。」

「統計のことは知らない。後で考えるけど、とにかく、僕にとってグレートなシーズン。自分の知らないところを発見できたと思う。それは、勤勉なところ。マレーシアでトラックに飛び出したとき、バイクのフィーリングは良かった。よりアグレッシブになることができた。それがチームと一緒により良い仕事をする機会、より正確となる機会となった。あのとき、ワンダフルなシーズンが来たと思った。3勝とブルノでの表彰台。全体的にシーズンがとても嬉しい。」

アンドレア・ドビツィオーソ
「確かにグッドなリザルトと共にグッドな形でフィニッシュすることが僕たちの目標。総合2位/3位を争っているけど、フランコから大きく引き離されていることから非常に難しいだろう。しかし、僕たちはニュートラックにいる。誰も多くの細かいことを知らないことから、全てがオープンだ。全てが可能。何でも起こり得る。最終戦に新しいトラックに来られたことが嬉しい。ドゥカティとのラストレースを楽しみたい。」

「確かにアルベルト・ジリブオラ(クルーチーフ)を恋しく思うだろう。彼は本当に良い人。僕たちの関係は年々良くなった。彼が重要なリザルトを獲得し、タイトル争いをした理由の1つ。僕たちはお互いを知り、彼の作業法は僕のメンタリティに合っていた。彼はエンジニアでありながら、多くのエンジニアよりもライダーに近かった。これが僕たちの助けとなり、僕にとっては大きな助けとなった。」

「バイクの仕事に取り組み、セットアップを変更し、多くのことを理解してくれた。本当に前進することができ、重要な勝利を挙げた。彼を恋しく思うだろう。しかし、僕たちはお互いに近くに住んでいるから、お互いの家で楽しい時間を過ごせるだろう。」

ポル・エスパルガロ
「多くの人たちが言うように、スペシャルなトラック。異なるトラック。シーズンのラストレースだから、チャンピオンシップの何か興味深いことに向けてプレイするけど、ここでのレースを少し楽しむことができるだろう。それに天気は最高。特に、ここ数戦は午前のセッションに苦しんだから、シーズンのこの時期に、このような気候はナイスだ。そして、僕たちにはミゲールがいる。ここポルティマオでの走行に慣れていることから、彼の知識は、KTMのライダーたちにとって重要となるだろう。グッドな週末になることを期待する。何か興味深いことをするには十分に接近していることから、チャンピオンシップのポジションを少しジャンプしたい。」

「今週末は複雑な感情があり、このプロジェクトに関係した多くの人たちを恋しく思うだろう。KTMの歴史的な人間部分は本当に素晴らしい。全ての電子制御のエンジニアたちは、0からチームを構成した。確かに非常に困難な時期があったけど、今年証明したように、とても幸せな時期を過ごしている。彼らを寂しく思うだろう。将来のKTMは、見た目通りに大変明るいだろう。」

ジャック・ミラー
「非常に異なる状況の下、ルマンの前にテストができたのは幸運だった。すごく楽しかった。ドビとペトルッチと一緒に実施したちょっとしたレースシミュレーションはすごく楽しかったけど、今週末は少し状況が異なる。少しシリアスになるけど、先週末からの自信とバイクのグッドなフィーリングと一緒に今週末に入っていけるから、テイクオフが楽しみだ。」

「僕自身、そしてみんなを代表して言いたい。カルがしてくれたことに感謝を言うことができると思う。トラックの内外で、このスポーツの素晴らしいアンバサダーだったと思う。このパドックで最も勤勉な1人であり、他のライダーたちよりも疑われると感じることが多かったけど、その度に間違っていたことを証明するために戻って来た。彼の最高のことは、間違っていることを証明するために決して恥ずかしがらずに言うことです。誰もが彼を寂しく思うけど、悪臭のようだから、決してパドックから離れないでしょう。」

ミゲール・オリベイラ
「7年ぶりのホームレースだから僕は幸せ。エキサイティングだ。当時はエストリルだった。今年は通常とは異なるシーズンでの開催となり、特にシーズンのラストレースとなるから最高。誰もが少しリラックスし、ここでの走りを楽しめると思う。このトラックは非常に非常に異なることから、素晴らしいショーが期待できると思う。ファンが特別な理由を持ってショーを楽しんでもらうために、グッドなパフォーマンスがしたい。」

「僕もポルと同じような感情を抱いているけど、彼はファクトリーから離れ、僕は残ることから、それほどでもない。もちろん、テック3と一緒に仕事をすることは最高だった。2年間を通じて、僕たちは強い絆を築いた。旅立つことは寂しけど、同時にファクトリーチームに入り、より困難な仕事を受け入れる。僕はKTMの中でペースを刻み、表彰台を獲得するポルの位置に入る。それは大変な仕事になるけど、僕はライダーとして開発し、KTMにグッドなリザルトをもたらすために、この機会を活かす準備ができている。」

カル・クラッチロー
「グッドなサーキットに来たことが嬉しい。ポルティマオには良い思い出がある。ここでスーパースポーツ世界選手権のタイトルを獲得。スーパーバイク選手権ではグッドなリザルトを獲得した。数か月前のテストには参加しなかったけど、サーキットを知っている。目隠し状態で走るわけではない。参加するには最高のイベントだ。これが最後となることはナイス。多くのライダーたちにとって新しいトラックで、全員が100%を尽くすだろう。幾つかのバイクは適応し、もしかしたら、そうでない場合もあるかもしれない。グッドなレースになると思うから、とても楽しいだろう。僕は良い感じ。最後のレースとなる週末に向けて良い感じで入って行ける。」

「素晴らしい人たち、素晴らしいチーム、素晴らしいバイクと一緒に働いたことは光栄。世界最高のバイクを走らせた10年間は光栄だった。10年前は自分が今までにしてきたことができるとは思いも寄らなかったから、期待以上だったけど、素晴らしい人々と素晴らしいクルーたちと働いている。ガレージの誰とも上手く行かなかった、素晴らしい関係がなかったとは思わない。グランプリに僕を連れてきたメーカーに戻ることはナイス。そして、幾つかの勝利を挙げた。最初の優勝となったブルノが、もしかしたらベストかもしれない。」

最先端の多視点観戦、マルチスクリーン!『VideoPass(ビデオパス)』では、最終戦ポルトガルGPのフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継で配信