LCR・ホンダ・カストロールのカル・クラッチローは、キャリア通算168戦目となった最終戦ポルトガルGPの決勝レースで2列目4番グリッドから2戦連続の13位。左手の舟状骨折、右前腕の腕上がり症状、右肩の靭帯損傷という厳しいシーズンを総合18位でフィニッシュした。
「最初に、この6年間所属したチームに感謝したい。僕たちは素晴らしい時期を一緒に過ごした。今年は計画通りにものごとが進まなかったことは明白だけど、僕のキャリアの中で、このチームと最も長く一緒に過ごし、彼らと一緒にキャリアを終わらせることができて良かった。」
「今週末も全力を尽くした。セッションでは何度かトップに立ち、レースでもトライした。不運なことに、ペースをプッシュし続けることができるリアタイヤではなかったけど、トライしたこと、レースを終わらせたことが嬉しい。シーズンを終わらせ、フルタイムライダーとしてのキャリアを締め括れたことを嬉しく思う。この決断は今年の早い時期に下した。」
「これからは遠くからレースを観ることを楽しみたい。当然、まだ来年の役割を果たすけど、今後はレース観戦を楽しみたい。エキサイティングだろう。これからは若手に託し、彼らは全力を尽くしてくれるだろう。彼ら全員のベストを願う」と、清々しい表情でレギュラーライダーとしてのラストレースを振り返り、後輩ライダーたちの活躍を願った。
レギュラーライダーとしての活動に一旦終止符を打った35歳の英国人ライダーは、来季ヤマハのテストライダーに就任。開発プログラムに沿って、オフィシャルテスト及びプライベートテストに参加し、テストプログラムで成果が期待できる場合やレギュラーライダーが欠場する場合には、ワイルドカードや代役として参戦する可能性がある。
「僕はとても幸せ」
Thank you @calcrutchlow for six wonderful seasons! https://t.co/xprWvE6Bgy #ThankYouCal pic.twitter.com/ARe8XcELZP
— LCR Team (@lcr_team) November 22, 2020
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