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2020-12-01
By motogp.com

ダニ・ペドロサがヘレスでテスト実施

優遇措置の資格を喪失したKTMが参戦5年目の来季に向けて、開発プログラムを継続。

最高峰クラス参戦4年目で3勝と5度の3位を獲得し、最終戦ポルトガルGPまでコンストラクター部門のタイトル争いを繰り広げたKTMは、1日から2日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施。テストライダーのダニ・ペドロサが来季に向けて、テストプログラムを実行する。

11月上旬にペドロサは、最終戦に代役参戦したテストライダー、ミカ・カリオと共に3日間のテストを実施していた。

KTMは参戦60戦目となったホームレース、第6戦スティリアGPで優勝と3位、初のダブルポディオムを獲得したことから、初参戦の2017年から与えられていた優遇措置、コンセッション*の資格を喪失していた。

アプリリアは、当地で先月23日から3日間のプライベートテストを実施。来季レギュラーライダーに復帰する可能性があるブラッドリー・スミスが好天候に恵まれた中、開発プログラムに取り組んでいた。

最高峰クラスは、3月28日の開幕戦カタールGPを前に2度のオフィシャルテストを計画。シェイクダウントテストには、各メーカーのテストライダーたちとコンセッションの優遇を受けるアプリリアのレギュラーライダーたちが参加を予定する。

2月14日~16日:シェイクダウントテスト(セパン・インターナショナル・サーキット)
2月19日~21日:オフィシャルテスト(セパン・インターナショナル・サーキット)
3月10日~12日:オフィシャルテスト(ロサイル・インターナショナル・サーキット)

*コンセッションとは、2013年以降に新たに参戦し、2013年以降にドライコンディションで勝利を挙げていないメーカーに対して、シーズンで使用可能なエンジン基数やホモロゲーション制限、契約ライダー及びテストライダーのテスト、ワイルドカードのエントリー回数といったアドバンテージが与えられる優遇、許容、譲渡のこと。

コンセッションの授与と剥奪は、ドライ及びウェットコンディション下でのレースにおける、コンセッションポイントの獲得数に基づき、当該メーカーのバイクを使用する全ライダーが考慮の対象となる。コンセッションポイントは、2015年シーズンから累積される。

1位 = 3コンセッションポイント
2位 = 2コンセッションポイント
3位 = 1コンセッションポイント

当該メーカーが6コンセッションポイントに到達した場合、無制限日数のテストを実施する権利は即座に無効となり、シーズンに使用可能なエンジン基数及びホモロゲーション規定の優遇は翌シーズンから無効となる。

KTMは、参戦36戦目となった2018年11月の最終戦バレンシアGPで3位を獲得。ウェットコンディションの中で1コンセッションポイントを稼ぎ、第4戦チェコGPの優勝、第6戦スティリアGPで優勝と3位を獲得。6コンセッションポイントを越えたことから、チームに割り当てられたテストタイヤの範囲内で、契約ライダーがいつでも、どのサーキットでもテストが実施できる権利を即座に失い、テストはテストライダーに限定される。

翌シーズンからは、グランプリ開催サーキットにおけるテストライダーによるテストがキャンセルされ、テスト会場として、開催地の中から3つのサーキットを選択しなければいけない。

シーズンにつきライダーあたりエンジン9基の使用は、翌シーズンから無効となり、7基に縮小される。

さらに、シーズンあたり最大で6名のワイルドカードエントリーの権利を失い、最大3名に限定される。

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