インドネシアが可能性のある復帰を歓迎

マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットは21年のリザーブサーキット。

FIM国際モーターサイクリズム連盟は、11月6日に2021年の暫定開催日程を発表。インドネシアで1997年以来となる開催に向け、ロンボク島で建設が進むサーキット、マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットをリザーブサーキットに指名すると、MGPAマンダリカ・グランプリ・アソシエーションは1日、サーキット完成、ホモロゲーション取得、テスト実施に依存するとしながら、現在の世界的なパンデミックの状況が予期せぬ規模の課題を引き起こしていることから、暫定日程が変更される可能性があり、ドルナスポーツとの間で2021年の開催に向けて話し合いを継続することを発表した。

リッキー・バヘラムシャ(MGPA最高経営責任者)
「我々は、この旅をこの時点まで到達できたことを嬉しく思います。会場の建設及び運営準備に関連する多くの関係者、そして、このイベントを支援するためにマンダリカ郊外でインフラストラクチャを開発する関係者にも感謝します。また、全ての課題を克服しなければいけなかった中で素晴らしい2020年シーズンを実現させたことを祝福し、我々への信頼に感謝します。我々は建設に集中する必要があり、地元のファン、国際的なファンがイベントと目的地を実際に体験してもらうために、直ぐに世界的なパンデミックが終結することを願います。」

「暫定開催日程にある『グランプリの会場及び日付の予約』にポルトガル、ロシアと共にインドネシアが指名されたことは、ファンにとっては新しいことかもしれませんが、トラックがまだ建設中であることから、このポジションは一般的です。我々とドルナは、2021年にインドネシアでレースを開催する意図があることは確かです。世界的なパンデミックにより、安全面と旅行に与える影響は、特に来年に向けて不明であり、世界がこの状況を克服するにはもう少し時間が必要ですが、2021年の初頭に状況が明白になれば、ドルナと共に、条件に従って、週末の日付を合意することができます。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「我々はこのプロジェクトの多くの関係者たちによる多大な努力を認識しています。2021年に国際的なモータースポーツをインドネシアで開催するという約束に対して、ジョコ・ウィドド大統領と関係省庁に感謝の意を表明します。素晴らしいイベントを提供するには、継続的な支援は重要です。」

「リッキー・バヘラムシャのリーダーシップの下、マンダリカ・グランプリ・アソシエーションがこれまでに実施してきた多大な努力に感謝し、今後も何らかの形で支援を継続します。このチームと彼らのモータースポーツパートナーは、『MotoGP™世界選手権』の1グランプリを提供できることを証明しました。」

「特に新しいストリートサーキットであることから、建設、ホモロゲーション、テストが焦点になる必要があります。既に述べたように、暫定開催日程は変更する可能性があります。当然、建設及びテストの対象が明確となれば、2021年のグランプリ開催に向けて、可能性のある日付に関して協議を始めることができるでしょう。」

「インドネシアで最後にグランプリを開催してから23年が経過しました。一刻も早く戻れることを大変楽しみにしています。この4年間、我々はマンダリカ・グランプリ・アソシエーションと共に作業を進めてきました。彼らは2019年3月にボゴール宮殿で我々の訪問を歓迎してくれたインドネシア大統領の支援を受けたプロジェクトと我々の信頼を持っています。」

国際モーターサイクリズム連盟は、インドネシアのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット、ポルトガルのアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、ロシアのロシア・イゴラ・ドライブ・サーキットをリザーブグランプリとして指名している。

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