レプソル・ホンダ・チームから最高峰クラスに初参戦したアレックス・マルケスは、本田技研が主催したオンラインによる『2021年二輪モータースポーツ活動計画発表会』にオンラインで出席。サテライトチームのLCR・ホンダ・カストロールからの最高峰クラス2年目に向けた抱負と期待、目標を説明した。
「僕はホンダの決断を理解する。契約時期はすごく早く、新型コロナウイルスが原因となるロックダウンなどの問題が発生してしまい、その中で決断を下さなければいけなかった。僕は適切だと考えた。契約の観点から、僕自身は何も変わらない。レプソル・ホンダに所属するのと同じ。チーム変更は一歩後退ではなく、より多くの経験を積むための一歩前進だ。」
「僕が所属するチームは経験が豊富。0からのスタートではない。LCRには、経験豊富なメカニックたちが所属する。それに、中量級時代に一緒だったダビド・ガルシアがデータエンジニアとして加入する。チームに早く合流したい。もしかしたら、少し落ち着くかもしれない。あまり注目されないことは確かだろう。」
「プレシーズンが重要となるだろう。可能な限り堅実なスタートが切れるようにトライして、グッドなプレシーズンにすることが目標だ。そこから、シーズン後半戦のような『クリック』から始める。」
「より安定してトップ8に進出。そこから、ステージを消化して、組み立て、より多くの経験を積むようにする。『MotoGP™バイク』で走行経験がないサーキットを訪れることから、ルーキーのような感じだけど、経験を積んだ。とにかく、より堅実なプレシーズンにして、第2グループで争い、今年のようにチャンスがあれば表彰台争い、またはベストリザルトに向けてファイトをする。もう一歩前進しよう。」
「タイトル争いの準備が出来ているというには、まだ多くの段階が残っていると思う。まだ、ステージを消化しなければいけない。1年目に2度の表彰台を獲得して、大変良い結果だったけど、一貫性に欠けていた。まだ訪問すべき多くのサーキットが残っている。珍しいシーズンだったから、今すぐにタイトルを争う準備が出来ていると言うことはできないし、そのレベルにも到達していない。今年達成したステップから始められるか確認しよう。目標はより多くのポイントを稼ぎ、より堅実なシーズンにして、可能な限り上位陣に接近することだ。」
1週間前に右上腕骨の手術を受けた兄マルクに関しては、「大丈夫。より元気になっている。長い手術だった。手術後の数日間は少し回復時期だったけど、日増しに良くなっている。元気づいている。欠けていた前向きなことが見えている」と状況を明かした。
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