LCR・ホンダ・カストロールは19日、2021年から2年間起用するアレックス・マルケスと共にスペイン・セルベラでチーム発表会を開催。チーム創立25年目、ホンダとのコラボを結成し最高峰クラス参戦16年目となる2021年シーズンに向けて、ホンダのプロトタイプマシン『RC213V』のカラーリングを公開した。
新天地から最高峰クラス2年目を迎えるマルケス弟は、「バイクで同じでチームが違うということで、長所と短所を挙げることは難しい。より小さなチーム、より小さなグループとなり、接触が直接的となり、コミュニケーションが多くなり、家族的なチームが好き。短所?100%オフィシャルチームに所属していないこと。」
「参戦2年目。控えめに言って、1年目は自然ではなかった。今年は1年目の進化を続け、各段階を消化しなければいけない。このチームに加入する機会を得たとき、ライダーとして、人として成長し続けることができると思ったから、行くと即決した。」
「目標は結果ではなく、昨シーズン後半の進化を継続すること。2020年は簡単ではなかった。特にマルクが負傷したことで、開発を担う必要があったから困難な時期があった。」
「このカテゴリーは、昨年証明されたように、不可能なことは何もないということ。人生で不可能なことはない。優勝を挙げることは明らかに難しく、執着することではないけど、仕事をすれば、全てを達成することができる。段階を踏む必要があり、その時期が来れば、優勝できるだろう。しかし、現時点で優勝に執着しない。懸命に働き、良い仕事をすることにこだわる。良いスタートを切り、前進することにトライして、後半戦の進化を続けることを追求する。トップ5から7入りがチームと僕にとって非常に良い結果だけど、進化が停滞しないことが重要だ。」
「当然、ルーキーというレッテルは剥がさなければいけない。確かにまだ訪れていないサーキットがあるけど、ほぼ1年間の経験があるから新人とは言えない。確かに通常のシーズンではなかったし、まだ消化しなければいけない段階が多く、学ぶことも多い。全てのサーキットを訪れ、そこで学習し、特徴が異なるサーキットで成長を確認したい。」
「安定感に欠けていたのは、予選が原因。予選の結果がレース結果に影響してしまった。これは改善が最も必要なこと。レースでは、ほぼ全員が非常に似たようなペースで走っていたから、序盤で7秒、8秒ほど失ってしまうと回復はほぼ不可能。」
「軽量級から中量級に昇格したときは苦労した。2年目に予選のコツをつかみ始め、レースよりも速い時期があった。これは僕にとって自然ではなかった。ホンダは1ラップで少し批判的なバイクだけど、幾つかの小さな改良が加わることで、改善されることを期待する。僕自身もライダーとして前進し、タイヤをもう少し理解して、そこから多くのことを引き出さなければいけない。最も改善が必要なところで、プレシーズンから焦点を当てるつもりだ」と、2年目の課題を説明。
チームマネージャーのチェッキネロは、「25年間に渡って我々の活動を支援してくれた全ての人たちに感謝します。85度の表彰台、24度の優勝、27度のポールポジションを獲得しました。これからアレックスと共に新たなプロジェクトを始め、多くの表彰台を獲得したいです。」
「我々は才能豊かなライダーを起用し、素晴らしいテクニカルチームに囲まれ、ホンダの支援が受けられ、ファクトリーバイクが供給されることから、勝つための全ての要素が揃っています。優勝と表彰台を期待します」と期待を語った。
LCR・ホンダ・カストロールは、3月6日からロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストに参加。25年目のシーズンに向けて準備を進める。
LCR・ホンダ・カストロール発表会~フルビデオ
Mis nuevos colores me encantan???????? Quién está preparado para empezar? ????????
— Alex Márquez (@alexmarquez73) February 19, 2021
I love my new colors ???????? Who is ready to start? ????????@lcr_team #AM73 pic.twitter.com/pvEBzlZrt0
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