タイトル奪回を狙うレプソル・ホンダが体制発表会

負傷からの復帰が期待されるマルク・マルケスと新加入ポル・エスパルガロがレプソルカラーで登場。

ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームは22日、オンラインによる2021年シーズンのチーム発表会を開催。起用9年目となるマルク・マルケスと新加入のポル・エスパルガロが1995年からチームのタイトルスポンサーとして活動を支援し、昨年10月にパートナーシップを2022年末まで延長したスペインの石油ガス会社レプソルのホワイト、オレンジ、レッドを基調とした『RC213V』のカラーリングを公開した。

マルク・マルケス
「久しぶりにバイクを見て、ツナギを着たことはナイスだった。昨年は誰にとっても、怪我を負って自宅からレースを観戦した僕にとっても難しい1年だったけど、回復と復帰に向けて医師団とチーム、僕自身が協力し合った。当然、早く戻りたいけど、完璧に体調が戻るまで、医師団と自分の身体に耳を傾けることが重要。バイクにもう一度乗ることが、ベストカンバックだと想像できるけど、そうなることが難しい。マルク自身に戻るのは1戦になるのか、2戦になるのか、それともシーズンの半分を費やすのか見てみよう。」

ポル・エスパルガロ
「今シーズンの始まりは、キャリアにおいて最もエキサイティングな1つだった。まるでデビューシーズンや最高峰クラスの1年目を待っているようだった。レプソル・ホンダ・チームから参戦することは、全てのライダーの夢であり、本当に誇りに思うこと。数週間ごとに自宅に置かれたバイクを見て新たな一歩を踏み出し、今こうしてツナギを装着している。最後のステップはカタールで初めて『RC213V』を走らせること。この興奮は、さらにトレーニングを積み、チャンピオンシップに向けてベストになるためのモチベーションとなる。成功を収めるため、そして、トップに向けてファイトするために僕はレプソル・ホンダ・チームにいる。それが2021年の目標だ。」

レプソル・ホンダ・チームは、3月6日からのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストに参加。開幕戦カタールGPに向けて、テスイトライダーのステファン・ブラドルがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでテストを繰り返した2021年型のプロトタイプマシン『RC213V』のテストを開始する。