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2021-03-05
By motogp.com

シェイクダウントテスト~12人がテスト開始

4人のルーキーライダーと8人のテストライダーがオフィシャルテストに先駆けて走行。

最高峰クラスは5日、開幕戦カタールGPの開催地ロサイル・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンテストを開催。参加が許可されたコンセッションの優遇措置を受けるアプリリア、各メーカーのテストライダー、ルーキーライダーたちが参加。

最大瞬間風速40メートルの強風が吹き抜けるドライコンディションの中、現地時間の14時00分、トラックがオープンするとスズキのテストライダー、津田拓也が先陣を切ってトップに飛び出すと、23日後の2021年シーズンのオープニングレース、開幕戦カタールGPの決勝レースに向けてテストプログラムを開始した。

HRCのテストライダー、ステファン・ブラドルは、12月、1月、2月に第4戦スペインGPの開催地ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施してきたことから他車よりも走行リズムがあり、最多の60ラップを周回してトップタイムをマーク。

ヤマハはテストライダーに就任したカル・クラッチロー、全日本王者として今季からスーパーバイク世界選手権への参戦を開始する野左根航汰、前王者の中須賀克行の3人を招集すれば、スズキはシルバン・ギュントーリと津田、KTMはダニ・ペドロサを起用。

2006年以来2度目のコンストラクター部門を制したドゥカティは、テストライダーのミケーレ・ピロに加え、3人の新人、エネア・バスティアニーニ、ルカ・マリーニ、ホルヘ・マルティンがテストデビュー。

中量級王者バスティアニーニは、出発前の検査で陽性反応が検出されたが、2度目の検査で陰性となり、カタールに向けて出発。ドーハに到着後の検査で再度陰性反応が確認され、14時過ぎにサーキット入りし走行を開始すれば、唯一2021年型を使用するマルティンは、3コーナーでバンプが原因で転倒を喫したが、大事には至らず走行を継続。ピロは新型のエアロボディをテスト。

前日にチーム体制を発表したアプリリアは、レギュラーライダーに指名され、ルーキーとして参戦を始めることになったロレンソォ・サバドーリが新型エンジン、シートユニット、テールユニット、フロントカウル、エキゾーストと全体的改良された『RS-GP』に乗り込み、2週間前にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで始めたテストプログラムを継続。アレイシ・エスパルガロは走行をキャンセルした。

明日6日から2日間、2021年シーズン最初のオフィシャルテストが当地で開催。時間は14時00分から21時00分、日本時間の20時00分から03時00分(時差6時間)。各セッション終了後には10分間のスタート練習が実施される。

 

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