レプソル・ホンダ・チームは8日、タイトル奪還に向けて、今年最初のオフィシャルテストを終了した後、右上腕骨骨折からの回復を目指しリハビリに専念するマルク・マルケスのインタビューを公開。早期復帰を望む一方で慎重に対応することを語った。
体調は?回復具合はどうですか?
「今日、気分はとても良い。最近、筋力の仕事を始め、その進歩は上向き。これが非常に重要だ。非常に慎重で注意深い小さな一歩を踏み出した。まだ本当に小さな一歩だけど、良い方向に向かっていると思おう。状態が良くなっているから、とても嬉しいし楽観的。進化は良い。」
日々の体調の回復はどうですか?
「身体的にはシャワーを浴び、頭を洗い、歯を磨き、ドアを開け閉めするなど、とても簡単なことが良くなっていると感じる。ジムでは重量をアップし、可動域を向上させているけど、右手で歯を磨けるようになったのは、大きな上達だ。」
右腕を使うとき、まだ考えてしまう?それとも既に忘れている?
「最も苦労していることの1つ。医師が右腕の固定を外してくれ、以前と同じように使えるようになったけど、日常の仕草では無理せず、限界を超えず、身体に腕をくっつけていた。この全ては精神の訓練であり、自分自身の強制で、最初の2週間は常に右腕を使い、通常に戻さなければいけないと考えるように努めていた。」
バイクに乗れるようになるまでのプログラムは?
「今のところは順調。左腕と右腕のギャップははるかに小さくなっている。身体的には心肺機能と胸部のレベルが戻っている。これは重要なこと。今は医師が骨のレベルが高いと診断してくれることを待ち、筋力に関してはバイクに乗るには良い状態だと感じる。バイクに乗る日が近づいていると感じる。」
日々の生活は?
「朝8時に起床して、9時から11時までジムで最初のセッションを行う。その後に朝食を摂り、正午までサイクリング、またはランニングといった有酸素系のトレーニングをする。昼食後は少し昼寝を取り、16時から18時まで、ジムでバイクに必要な特定の筋力強化となる2度目のセッションに取り組む。19時から21時までは自由時間。」
回復の最終的なプロセスにおける精神面の状態はどうですか?
「それが一番苦しんでいる。もしかしたらできるかもしれないと思うけど、冷静にならなければいけない。身体的には準備ができ始めているけど、ものごとは少しずつやることが良いと分かっている。医師から許可が下れば、『MotoGPバイク』に乗る前に状態を確認するためにバイクを走らせたい。一刻も早く戻るつもりだけど、強さと能力が十分だと感じたときに限る。」
最初に乗るバイクは?
「計画は小さなサーキットで走るために、小さなバイクに乗るつもり。良い感じがあれば、次の日に、大きなサーキットでのトレーニングに戻るために『CBR 1000』のような大きいバイクに乗って、時速300㎞/hを感じ、少しずつライフスタイルを戻すつもり。」
チームはカタールでテストを開始。彼らと一緒に走ることができなかった。
「当然、シーズンの最初のテストは最も重要であることから、一緒にスタートを切りたかった。冬が止まってしまい、1年間停止し、もう一度バイクの上で速く走らなければいけない。そのことをしっかり理解して、バイクに戻り、スピード感を取り戻さなければいけない。ホンダが冬の間に作業を進め、投入した新しいパーツがあったからカタールにいたかったけど、彼らが素晴らしい仕事をしていることを知っている。両手を広げて僕のことを待っていることを知っている。僕は一日も早く戻りたい。」
「もう直ぐ走ることができるだろう」
初めてのアクセスですか?登録