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14 days 前
By motogp.com

確執、遺恨、そして尊重

衝突により数々のドラマを生み出したチャンピオンシップ。2週間後に新たな歴史が始まる。

Tags MotoGP, 2021

今年で73年目の開催を迎える世界選手権は、その歴史において、数々のドラマを生み出し、優勝争い、タイトル争いを通じて、運命のいたずらのように、一瞬の出来事が遺恨を勃発させ、確執が残り、緊張感が高まり、ピリピリした緊迫感に包まれた中で宿命のライバル対決が展開され、因縁が激化することも少なくなった。

2005年開幕戦スペインGP
2003年と2004年にタイトル争いを繰り広げたポールポジションのバレンティーノ・ロッシと2番グリッドのセテ・ジベルナウが序盤から激しいバトルを展開。良好な関係にあった両者だったが、前年のカタールGPでスターティンググリッドのグリップを高める目的でスクーターをスピンさせた行為にクレームが入り、予選タイムに6秒のペナルティが課せられたことから確執が生じていたが、ファイナルラップの最終コーナーでロッシがイン側から進入した際に両者接触。ジベルナウはコースアウトを強いられ、古傷の左肩を負傷。パルクフェルメで両者間だけでなく、チーム間でも空気が張り詰め、因縁が激化したが、ジベルナウが現役に復帰した際には、過去の確執を乗り越え、以前のように会話する場面が何度も見られた。

Classics: 2005年開幕戦スペインGP‐ヘレス・サーキット

2013年第3戦スペインGP
ロッシ対ジベルナウの衝突を再現するように、2番手を走っていた王者ホルヘ・ロレンソを追走した史上最年少優勝のマルク・マルケスがファイナルラップの最終コーナーでスペースが空いたイン側から進入した際に衝突。

スペインの英雄として1999年にチャンピオンを獲得したレジェンド、アレックス・クリビエは決勝レース後、1996年に当地ヘレス・サーキットで開催された第4戦スペインGPで同僚のミック・ドゥーハンに最終コーナーでイン側から抜かれた経験があり、「私の意見では、誰の責任でもない。マルクはハイスピードで進入。ホルヘはマルクが近くに迫っていないと確信していた。私はヘレスで3勝を挙げ、最終ラップの最終コーナーでスペースを閉じなければいけないことを知っている。そうでなければ、後続に抜かれてしまう。それが状況でした」と語っていた。

決勝レース後、パルクフェルメで近寄ってきたマルケスを無視したロレンソだったが、両者間に遺恨が長く残ることはなく、現役のラストシーズンでは、チームメイトとして一緒に過ごす時間が長かった。

Jerez Turn 13: A history of clashes

2006年第16戦ポルトガルGP
安定したパフォーマンスでチャンピオンシップをリードしていたニッキー・ヘイデンは、王者バレンティーノ・ロッシに対して12ポイント差。最終戦バレンシアGPでの逆転を目指し、ポールポジションからレースの主導権を握ったロッシに対し、3番手で追いかけていたヘイデンだったが、5ラップ目にチームメイトのダニ・ペドロサが追い抜きを仕掛けた際の転倒に巻き込まて、シーズン初のリタイア。8ポイント差の総合2位に後退した。

ホンダの同僚トニ・エリアスが4人による優勝争いに競り勝ったことから、ロッシは0.002秒差で5ポイントを失い、最終戦で痛恨の転倒。ヘイデンが奇跡的な逆転劇となる3位でチャッカーを受けたことから、5ポイント差でチャンピオンを獲得。伝統的にチームオーダーを命じないホンダは哲学を貫いたが、ヘイデンをサポートしたいと発言していたペドロサは4位でフィニッシュした。

第16戦ポルトガルGP『MotoGP™クラス』~フルレース

2015年第17戦マレーシアGP
前年度総合2位のバレンティーノ・ロッシは、5年ぶりに開幕戦で優勝。2009年以来となるタイトル獲得に向けて好発進すれば、3連覇を狙う王者マルク・マルケスはアメリカズGPを3年連続優勝。迎えた3戦目のアルゼンチンGPは、ポールポジションのマルケスがライバルたちを4秒差まで引き離したが、猛追したロッシが残り2ラップで逆転。その直後、一瞬後方を見たロッシとマルケスが衝突。

それから2ヶ月後の第8戦TTアッセン決勝レースで両雄は、再び優勝争いを展開。最終ラップ最後のシケインで接触し、ロッシがコースアウトからトップでチェッカーを受け、マルケスは2位。

第16戦オーストラリアGPは、4人が52回の抜き合いを展開して、チャンピオンシップ史上のベストレースの1つとして称賛されたが、レースから4日後に開催されたマレーシアGPのプレスカンファレンスでロッシが「マルケスがロレンソの味方をした」と語り、「アルゼンチンの接触を恨んでいるから」と発言。空気が張り詰めた。

そして、緊張感が漂う中で迎えた決勝レース。2人の同僚、ホルヘ・ロレンソとダニ・ペドロサがトップ争いをする中、ロッシとマルケスは3位争いを展開。コーナー毎にポジションが入れ替わり、7ラップ目の14コーナーでロッシがイン側に入り、マルケスの行く手を阻む。何度か振り向いた後、マルケスが転倒。

審査委員会は「故意に接触した」という表現を使い、転倒の責任がロッシにあると判定したことから、3ポイントのペナルティを科し、累計で4ポイントに到達したことから、規定により最終戦バレンシアGPは最後尾からのスタートを強いられた。

#QatarCountdown: セパンクラッシュ

2017年~2019年
マルク・マルケスとアンドレア・ドビツィオーソは、3年間に渡って何度も優勝争いを展開。ゴールラインまでのバトルを繰り広げれば、2019年には新人ファビオ・クアルタラロがマルケスに挑戦。第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPと第15戦タイGPでは最終ラップまでバトルが展開されたが、確執が生じることはなかった。

マルケス対ドビツィオーソ~ハイスピードバトル

ウインニングオーバーテイク

2020年
第14戦バレンシアGPと最終戦ポルトガルGPで、ジャック・ミラーとフランコ・モルビデリが最終ラップに熾烈なバトルを展開。レース直後にはお互いの健闘を称え合い、ハグしていた。

トップ5~スリリングなバトル

2021年
最高峰クラス22年目を迎えるバレンティーノ・ロッシは、タイトル争いの候補者が「少なくても10人」と予測。技術規則によりエンジン開発が凍結されたことから技術的なギャップが少なくなり、オフィシャルテストでは、レギュラーライダーたちのタイム差が接近。劇的なシーズンドラマを予想させるパフォーマンスが見られた。

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