チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、第2戦ドーハGPの決勝レースで3列目8番グリッドから最終ラップまで表彰台に挑戦して2.088秒差の4位。総合6位から17ポイント差の5位に浮上した。
「スタートデバイスを起動させて、自分のレースをマネジメントできた。4位まで挽回。いつもの場所だ。レース中は決して諦めなかったけど、タイヤを温存させることを選んだ。全力を尽くして、マルティンを抜いて、トップに出ようとしたけど、彼とザルコはまるで手玉に取るように『僕をもてあそんだ』から、どうすることもできなかった。4位はグッドなポジション。多くのポイントを稼いで、カタールを発ちたかった。」
「ストレートで抜かれてしまったけど、次の3つのコーナーで挽回できることをバイクの上で確認した。抜いて、上手く立ち上がって、ギャップを広げられれば、逃げ切ることができただろう。勝てるかどうか分からないけど、クアルタラロとビニャーレスはそうした。表彰台は手の届くところだったけど、これ以上のことができなかった。」
「あと4、5レースは苦戦するだろう。僕たちには非常に優れたバイクがある。今回はストレートでスピードを少し稼ぐために、少し異なるフェアリングを使用した。スズキは休まずに作改善業に取り組んでいる。これから改善できることは、ヤマハ、ドゥカティ、KTMが使用しているようなスタートデバイス。少し助けてくれるだろう。」
「結局のところ、慣れてしまう。2017年以降、ドゥカティ勢とストレートでファイトしているとそれに慣れてしまう。インサイドから抜いても、ギャップを広げても、足りない。ヨーロッパ・ラウンドが楽しみ。ポルティマオが昨年苦戦した。どこまで行けるのか見てみよう。ヘレスがすごく楽しみ。ストレートが短い」と全力を挑んだことから清々しい表情でレースを振り返った。
最高峰クラス5年目のリンスは、緒戦でスタートデバイスを使用することを忘れたことから、スタートでポジションを上げることができなかったが、2戦目は1ラップ目を4番手で通過。
スズキは、フロント用のホールショットデバイスを使用。ヤマハはリア用。ホンダ、ドゥカティ、アプリリア、KTMは前後両方のホールショットデバイスを搭載する。
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