KTMがアラゴンでプライベートテスト

ダニ・ペドロサとミカ・カリオがスーパーバイク世界選手権のプライベートに合流

最高峰クラス4年目に3度の優勝と4度の3位表彰台を獲得し、コンストラクター部門で総合4位に進出したKTMは、第13戦アラゴンGPの開催地、モーターランド・アラゴンでプライベートテストを実施。コンセッションの優遇措置から外されたことからレギュラーライダーたちを招集できないが、テストライダーのダニ・ペドロサとミカ・カリオがドライコンディションの中でテストプログラムに取り組んだ。

テストライダー3年目を迎えるペドロサは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されたオフィシャルテストに参加した後、2月に続き、3月と4月にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施。今回のテストには、2月下旬にアイスレースに参戦した際に左脚の脛骨を骨折したミカ・カリオが初合流。2週間前に地元フィンランドのアラスタロ・サーキットで市販車に乗り込み、回復具合を確認。代役参戦した昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来6か月ぶりに『RC16』を走行。

ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロは、3月のオフィシャルテストに参加した後、4週間前と1週間前に第6戦イタリアGPの開催地、ムジェロ・サーキットでプライベートテストを実施。ホームレースのワイルドカードが予定されているが、来週末の第5戦フランスGPには、第4戦スペインGPに続き、今季スーパーバイク世界選手権に転向したティト・ラバットがホルヘ・マルティンの負傷代役を務める予定。

アプリリアは、11日から2日間、ムジェロ・サーキットでプライベートテストを予定。アンドレア・ドビツィオーソが2度目の走行を計画。

中量級のチーム部門で総合2位に進出するエルフ・マーク・VDS・チームは、KTMとスーパーバイク世界選手権と入れ替わるような形で6日からモーターランド・アラゴンで2日間のプライベートテストを開始。総合2位のサム・ロウズと総合9位のアウグスト・フェルナンデェスが開幕戦直前のオフィシャルテスト以来となるテストで来週末のフランスGPに向けて準備に取り組んだ。

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第4戦スペインGPの決勝レースをオンデマンドで配信