決勝レース:セルジオ・ガルシアがサバイバルレースを制す

10名が転倒した中、サラッチとロッシが初表彰台。佐々木5位、山中12位

第5戦フランスGP決勝レースは16日、ブガッティ・サーキットで行われ、8番グリッドのセルジオ・ガルシアが2019年11月の最終戦バレンシアGP以来20戦ぶりとなる優勝を挙げ、総合9位から2位に浮上。ガスガスに初優勝をもたらした。

気温13度、路面温度17度のウェットコンディションの中、7番グリッドのフィリップ・サラッチは2.349秒差の2位。2番グリッドのリッカルド・ロッシは5.589秒差の3位に入り、19歳の2人が参戦38戦目で初表彰台を獲得。4番グリッドのジョン・マックフィーは4位に入り、今季初めてポイントを獲得。

15番グリッドの佐々木歩夢は14.882秒差の5位。3戦連続のトップ5入りを果たし、26番グリッドのアドリアン・フェルナンデェスは自己最高の6位。

フリー走行3で今季4度目の転倒を喫した際に左手と頭部を強打したことから近郊の病院に搬送され公式予選1をキャンセルした27番グリッドのチャビエル・アルティガスは今季の最高位の7位。

ウォームアップ走行で2番手に進出した21番グリッドのペドロ・アコスタアコスタは、6番手を走行中の2ラップ目3コーナーで週末4度目、今季5度目の転倒を喫して21番手に後退したが、29.880秒差の8位まで挽回。13番グリッドのデニス・オンジュと10番グリッドのロマーノ・フェナティがトップ10入り。

ポールポジションのアンドレア・ミニョは11位。12番グリッドの山中琉聖は12位。

ウォームアップ走行でキャリア初の1番手に進出した26番グリッドのアンディ・ファリド・イズディハールは、キャリア21戦目で初のポイント圏内となる15位。

16番グリッドのダーリン・ビンダーは、6番手走行中の9ラップ目3コーナーで週末2度目、今季5度目の転倒を喫した後に20位でフィニッシュ。

19番グリッドの鳥羽海渡は、12番手走行中の7ラップ目6コーナーで週末3度目、今季6度目の転倒を喫した際に21位で完走。

3番グリッドのジャウメ・マシアは、4番手走行中の2ラップ目14コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。5番グリッドのガブリエル・ロドリゴは、4番手走行中の3ラップ目8コーナーで今季3度目の転倒。6番グリッドのニッコロ・アントネッリは、1番手を走行中の1ラップ目14コーナーで週末3度目、今季5度目の転倒。

9番グリッドの鈴木竜生は、2ラップ目の6コーナーで週末2度目、今季6度目の転倒。ワイルドカードとしてデビュー戦となった23番グリッドの松山拓磨は4ラップ目の14コーナーで週末4度目の転倒リタイアを喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのアコスタが8ポイントを加算。今季初優勝を挙げたガルシアは54ポイント差に接近した。

RESULTS

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