ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ・バグナイアは、ポイントリーダーとして第5戦フランスGPの決勝レースを6列目16番グリッドからスタートしたが、1ラップ目に18番手、2ラップ目には19番手まで後退。
白旗が提示された4ラップ目は17番手だったが、バイク交換後の5ラップ目には5番手に浮上。6ラップ目に10番手、7ラップ目に11番手、ピットレーンでスピードオーバーを犯したことからロングラップペナルティを9ラップ目と10ラップ目に消化して30秒差の13番手まで後退したが、16秒差の4位でチェッカーを受け、13ポイントを加算。1ポイント差の総合2位に後退した。
「ドライでバイクに幾つかの問題があったから、フラッグ・トゥ・フラッグとなったのは幸運だった。昨年はウェットで苦労したけど、今回はグッドなレースとなった。これはポジティブなこと。チームには雨が降った場合にミディアムタイヤを好むと伝えていた。これは正しい選択。」
「フロントはミディアムの方が挙動がより少なく、グリップがある。エッジグリップは低いけど、ブレーキ時の安定感が高い。リアはソフトだと加熱しすぎてしまう。ミディアムの方がライディングスタイルに適しているから、ペースは最後まですごく良かった。数秒を挽回することができた。1号機で何が発生したのかを検証する必要があるけど、1ポイント差の総合2位であることが嬉しい。ムジェロが楽しみ。昨年はレースが開催されなかったから寂しかった。」
「ピットレーンへの進入が速すぎてしまった。正しいスピードで入ったと思っていたから、なぜペナルティが科せられたのかとチームに聞いたら、時速3キロメートルオーバーだと言われた。バイクを交換しなければいけない状況で、その速度を感じることは非常に難しい。速いという感覚はなかったけど、規則で定められていることだから、ペナルティは正しい。」
「2度のロングラップペナルティを消化する必要があり、約7秒もタイムロスしてしまったから、4位が嬉しい。ペナルティは僕たちだけ。何か対策を講じなければいけない。制御を作動させたとき、だいたい時速70キロメートルだったから、ブレーキをかけた際にもっと反応させる必要があるけど、機能しなかったことは何もなかった。」
「軽量級時代、マヒンドラは予選でのパフォーマンスが良くなかったことから、いつも巻き返しのレースだった。17番手あたりからスタートしてトップグループでフィニッシュ。中量級時代はあまり挽回したことがなかった。オーストラリアの1戦だけ。今年はポルティマオとルマンで2度のカンバック。非常に重要なことだ。今回は雨が降り始めたときは18番手だったけど、4位でフィニッシュした。ノーマルなコンディションだったポルティマオのときよりも非常に難しかったから誇りに思う。」
「今回のような週末の後で上位に進出するということは、全てが順調であることを意味する。バイクもチームも良い感じだけど、タイトルを考えることはできない。まだ5戦が終了しただけ。タイトル争いが本格的に始まるのは、ミサノあたりだろう。その時点で僕たちがどこに位置するのか見てみよう。今は自分たちの仕事に満足している。ドゥカティ勢が上位に進出していることが良い。お互いに刺激し合い、速いライダーをコピーすることが可能だから、助けとなるけど、全22人が勝利を目指すことから、バイクに関係なく、誰もがチャンピオンシップのライバルとして同等に戦うことになると思う」と16番グリッドから4位まで挽回したレースを振り返り、ドゥカティの同僚、ジャック・ミラーとヨハン・ザルコの存在が刺激となり、お互いに切磋琢磨していることを説明した。
「ウェットのフィーリングが良かった」
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