第6戦イタリアGPのプレスカンファレンスは27日、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロのプレスカンファレンスルームで行われ、ポイントリーダーに再浮上したファビオ・クアルタラロ、総合2位のフランチェスコ・バグナイア、総合3位のヨハン・ザルコ、総合4位のジャック・ミラー、総合7位のアレイシ・エスパルガロ、総合19位のバレンティーノ・ロッシが出席。
ファビオ・クアルタラロ
「グレートなレースを期待する。カタールに滞在しているときに少し似たような感覚があった。あそこでドゥカティが連続して勝っていたから。僕はバイクのフィーリングが良い。ストレートは長所でないけど、コーナーが多く、高速コーナーで良い感じがある。ドゥカティが3年連続して勝ったことやストレートのことを考えず、通常の週末のように週末を始めなければいけない。僕たちのペースだけを考え、日曜にどうなるか見てみよう。最も重要なことは、バイクのフィーリングが最高であること。」
「2016年のことを正確に憶えている。ストレートでギアをミスしてしまい、表彰台を逃してしまったけど、本当にグッドでナイスなレースだった。あのシーズンのグレートなレースの1つ。『Moto3™』はいつも楽しいけど、ムジェロは特別。」
フランチェスコ・バグナイア
「ここで初優勝を挙げることができれば最高だけど、現時点で、それが目標ではない。週末の開始から一貫性があり、戦闘的になることが最も重要。もし優勝が可能なら、トライしよう。今のところ、ルマンのように戦闘的になることだけを考えている。ウェットコンディションでは、最初に苦しんだから、その理由を理解する必要がある。ポルティマオやヘレスのように最初から戦闘的になりたい。好きなトラック。ドゥカティにとってスイートなトラックだから、グレートな機会があると思う。」
「2016年のレースを憶えている。数日前に動画を見た。僕のバイクはストレートではそれほど速くなかったけど、信じられなかった。レース中、接近する度に接触していたから、レース直後だけでなく、2戦後のアッセンでもファビオと話題にしたことを憶えている。」
ヨハン・ザルコ
「バイクのナイスなフィーリングがあり、ドゥカティがここで非常に戦闘力があることを知っているから、バイクのアドバンテージを上手く活かしたい。ルマンのレースは、ウェットコンディションが役立って、チャンピオンシップにおいて重要な表彰台と20ポイントを獲得し、トップ3に戻り、ファビオ・クアルタラロとのポイント差を詰めたことが嬉しい。フランチェスコ・バグナイア、ジャック・ミラーと一緒に楽しみ、メインの対戦相手であるヤマハのファビオにプレッシャーをかけることができれば、チャンピオンシップにとっては最高だろう。」
「誰もが知っている通り、アドバンテージとなるロングストレートがある。トラックの特徴から、より速く走ることができると感じるけど、それほど簡単ではない。幾つかのコーナーはポルティマオのように身体的な要求が非常に厳しい。8コーナー、9コーナー、10コーナーは最も要求が厳しいエリアだ。」
ジャック・ミラー
「素晴らしい2週間を過ごした。契約を結ぶことは非現実的であり、この先の8ヶ月は何も心配する必要はなく、バイクを走らせるという最も楽しいことに集中するだけ。ムジェロは悪魔?みんなと同じように愛していると言いたい。美しい風景を見ながら到着した。昨年はレースがなくて、決定的に寂しかった。ムジェロでの僕の通知表は、あまりに嬉しくない。いつも速かったけど、多くの場合、チェッカーフラッグを見ることができなかった。今週末は正しくしよう。どうなるか見てみよう。」
「本格的にレースを見始めたのは2007年から。残念なことに、ミック・ドゥーハンの時代を逃してしまった。オーストラリア人が上手く走っているのを見て、このスポーツに興味を持った。ここにいることを幸せに思う。まともな週末になるよう努める。最近、ケーシー・ストーナーとは話しをしていない。正直なところ、できるだけ多くの人たちに返事をしようと心掛けているけど、多くの人たちが知っているように、僕はあまり電話が得意ではない。頑張ろう。」
アレイシ・エスパルガロ
「ものごとの進み方が嬉しい。ルマンは残念だった。6番手を走り、5番手を追いかけていた。チャンピオンシップにおいて非常にナイスなポイントを稼ぐことができただろう。レースとはこういうもの。小さな技術的な問題があったけど、僕たちはムジェロに到着した。世界で最も難しく、挑戦的だけど、同時にすごく楽しい。昨年はこのサーキットでのレースを失ってしまったから、ここでバイクを試すことが待ち切れない。ストレートが長く、トップスピードという弱点があることから簡単にはいかないけど、バイクは方向転換と安定性に優れていることから、バイクを早く試してみたい。非常に興味深い。」
「トップ15をファイトするためにレースに行くことは難しい。毎戦全力を尽くし、自分が上手く走れていると感じるけど、トップ10入りが不可能。勝てると言っているのではない。最低でもトップ10、今年のようにトップ6に入らなければ、非常に欲求不満なんだ。帰宅しても気持ちを切り替えることができず、腹が立ち、人生を楽しめない。生まれたときから、『MotoGP™』が好き。情熱だけど、自分がやっていることを楽しめず、幸せになれない人生は短すぎると思う。もっと多くのことができると思い、人生の方向転換を考えたけど、マッシモ・リボラが来て、アプリリア内でものごとが変わり始めた。」
「ものごとの変更が僕を納得させ、プロジェクトは成長し、正しい決断を下したと思う。彼のおかげで結果が出始め、チームとプロジェクトは大きく成長している。僕たちは懸命に懸命に仕事に取り組み、結果が出ている。バイクははるかに高い戦闘力がある。勝利を目指してファイトしていないけど、今まで以上に接近している。レースに行き、トップ6に向けてファイトするとき、アプローチとメンタリティは違う。今、僕は人生を楽しんでいる。プロジェクトが僕たちに相応しい次のレベルに上がることを期待する。」
バレンティーノ・ロッシ
「全てのイタリア人ファンにとって、特別な場所。約30年間、イタリアGPの開催地であり、トラック、トスカーナの丘、パドックの全てが最高なんだ。ルマンで少し改善されたことを確認する必要がある。不運なことに日曜はコンディションが原因で全員にとって非常に難しくなってしまった。週末を通じて、スピードがどうなのか見てみよう。」
「僕たちにとってチャンピオンシップの非常に重要な時期。5週間で4戦が開催される。ムジェロ、バルセロナ、アッセンと重要なサーキットの後には、1ヶ月間のサマーブレイクを迎える。その期間に誰もが2022年のことを考え始め、シーズンの最初に言ったように、僕はその時期に決断を下すけど、僕だけの決断ではない。ペトロナスとヤマハと相談する必要がある。彼らの来年の計画を理解するために話し合うけど、グッドなリザルトを見つけるために、僕たちにとって非常に重要な4戦となることは確かだ。」
第6戦イタリアGPのフリー走行1は、明日28日現地時間09時55分、日本時間17時55分にスタート。29日に公式予選、30日に決勝レースを開催。
第6戦イタリアGP~プレスカンファレンス
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