チャンピオンシップのソーシャルメディアは、世界中のファンが注目するドゥカティ・レノボ・チームのセカンドライダー、フランチェスコ・バグナイアのチームメイトに誰が選出されるかについて、第５戦フランスＧＰの週末にアンケートを実施。

１１万４３６７人がエネア・バスティアニーニ、ホルヘ・マルティン、マルク・マルケス、その他の四択から予想または希望するライダーを選択した。

ファンが選択した有力候補は...

６万５６５４人のファンは、現在のチャンピオンシップで最も人気が高く、総合３位に浮上したマルク・マルケスを選択。プレミアクラスにデビューした２０１２年から１１年間乗り続けたホンダ機からドゥカティのサテライトチーム、グレシーニ・レーシングに移籍して型落ちのドゥカティ機に乗り換えると、第４戦スペインＧＰと第５戦フランスＧＰで２位を獲得。

素早い乗り換えと類い稀な才能、特筆すべきライディングスキル、高い競争力を改めて証明し、８度のタイトルを獲得したことで絶対王者という表現が相応しい真価を発揮し始めたことから５０.４０％に相当する投票が集まった。現王者＆元王者のコンビ、計１１度のタイトルを獲得した２人のチャンピオンによるチームが結成されるか注目が集まる。

ポイントリーダーに対する評価は？

２万６９５６人（２３.５６％）が昨シーズンの最終戦までフランチェスコ・バグナイアとのタイトル争いを繰り広げたホルヘ・マルティンに投票。第５戦フランスＧＰではティソ・スプリントで２戦連続３勝目、昨年から通算１２勝目を挙げると、バグナイアの３度を上回る５度目となるダブルウィンを達成し、速さと強さを誇示してポイントリーダーに君臨。

ファクトリーサポートを受け、ファクトリーチームに輩出する若手を育成するサテライトチーム、プリマ・プラマック・レーシングに所属４年目となることから、アンドレア・イアンノーネ、ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラー、フランチェスコ・バグナイアに続き、順当に昇格するか、２０２３年と２０２４年にチャンピオンシップをリードする２人が２０１５年以来９年ぶりにチームメイトとしてコンビを結成するか関心が集まる。

２年前に選出されたエネア・バスティアニーニ

１万３６２０人（１１.９０％）は、総合４位に進出するエネア・バスティアニーニを選考。２年前に、ホルヘ・マルティンとの二択に競り勝つ形でファクトリーチームに抜擢されたが、昨年は相次ぐ負傷が原因で期待された成績が残せなかったが、所属２年目の今年は本来のパフォーマンスを取り戻し始め、ファクトリーライダーとして役割を熟し、チームメイトとの関係も良好。イタリアのチームにイタリア人を起用させたい、イタリアのバイクのイタリア人を乗せたいという票も集まった。

その他の選択は...

エネア・バスティアニーニ、ホルヘ・マルティン、マルク・マルケスを選択しなかったのは、８１３７人。僅か７.１１％だった。

通常、ドゥカティ・コルセは契約するライダーに対して、６月３０日までに契約を延長する意思があるかないかを伝えることから、第６戦カタルーニャＧＰ、そしてホームレースとなる第７戦イタリアＧＰの週末に関心が寄せられる。