決勝レース:アスパル・チームがワンツーフィニッシュ

鈴木竜生がロングラップペナルティ後に今季初表彰台を獲得、山中琉星は自己最高位の5位

第8戦イタリアGP決勝レースは29日、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロで行われ、4番グリッドのセルジオ・ガルシアが第5戦ポルトガルGP以来今季3勝目を挙げ、タイトル争いでライバルたちとのアドバンテージを拡大した。

気温20度、路面温度23度のドライコンディションの中、5番グリッドのイサン・グエバラはトップでチェッカーフラッグを受けたが、最終ラップにトラックリミットを超えたことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられて2位。バルレサ・ガスガス・アスパル・チームが第6戦スペインGP以来今季2度目のワンツーフィニッシュを達成。

11番グリッドの鈴木竜生は、他車との接触により、ロングラップペナルティを科せられて、12ラップ目に消化。2.602秒差の7番手に後退したが、0.012秒差の3位に入り、2020年9月の第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来32戦ぶりに表彰台を獲得。日本人ライダーの表彰台は、2002年の宇井陽一(2位)以来。16番グリッドのアンドレア・ミニョは0.137秒差の4位。

ウォームアップ走行で自己最高位となる2番手に進出した9番グリッドの山中琉星は、0.234秒差の5位。自己最高位を獲得すれば、8番グリッドのリッカルド・ロッシ、21番グリッドのイバン・オルトラ、24番グリッドのエリア・バルトリーニ、13番グリッドのマッテオ・ベルテッレ、19番グリッドのアドリアン・フェルナンデェスがトップ10入り。23番グリッドのマリオ・アジは自己最高位の13位。

ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出したポールポジションのデニス・オンジュは、トップグループ内で走行中の11ラップ目の1コーナーで今季5度目の転倒を喫した後、20番手でレースに戻って15位。

25番グリッドの鳥羽海渡は16位。10番グリッドのジャウメ・マシアは17位。22番グリッドの古里太陽は18位。

3番グリッドのデニス・フォッジャは、レースの主導権を握り、グループを引き離し始めた11ラップ目の7コーナーで今季2度目の転倒。

6番グリッドのジョン・マックフィーは、トップグループを追走していた11ラップ目の14コーナーで今季初転倒。2番グリッドのダニエル・オルガドは、目の前で転倒したマックフィー車に激突して転倒。

7番グリッドのディオゴ・モレイラは、トップグループ内で走行していた最終ラップの15コーナーで他車との接触が原因で今季4度目の転倒。

フリー走行3で今季8度目の転倒したアルベルト・スーラは、右足の中足骨を骨折した欠場した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのセルジオ・ガルシアが25ポイントを加算。総合4位イサン・グエバラは28ポイント差の2位に浮上すれば、総合2位ジャウメ・マシアは42ポイント差の3位、総合3位デニス・フォッジャは42ポイント差の4位に後退した。

RESULTAS

 

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