イタリアで生中継を放送する『Sky Sport(スカイスポーツ)』は、第9戦カタルーニャGPが開催されているバルセロナ-カタルーニャ・サーキットを訪れたチーム・スズキ・エクスターの前チームマネージャー、ダビデ・ブリビオのインタビューを提供。シーズン末に撤退の可能性が古巣に関して言及した。
「残念なことに、スズキにとっては困難で特別な時期です。申し訳なく思います。起こらないことを願いますが、私が良く知る、ここで働く人たちにとって、全てが終わるところを見るのは悲しいことです。」
「彼らは解決策を模索していると思います。スズキは撤退しますが、チームを救うか、チャンピオンシップに再度参戦できる誰かを見つけられることができればナイスでしょう。ここでは、長所と短所があったとしても、ビジネス指向の動きはあまりありません。」
「『F1』では、おそらく、誰かがチームを買収するでしょう。そこには機会があります。『MotoGP™』では状況が異なりますが、何が起きているのか知っていますか?誰かが状況から利益を得るかもしれません。プロジェクトを開始する意欲のある人にとっては素晴らしい機会となるでしょう。」
「このチームは準備ができています。ここには非常に優秀な人材がいます。最初からチームを構築するのと比較すれば、既に半分の距離をカバーしているようなものですが、どのような話し合いが行われているのか分かりません。」
「例えば、2024年から参戦を計画している新しいコンストラクターは、2023年に、このチームを存続させることができ、そこには幾つかの利点があります。例えば、2014年には、チャンピオンシップを開催したトラックで月曜にテストを実施しました。それは楽しいプロジェクトになるでしょう。」
「スカワサキ・ハヤテのように、スズキの技術を使用したチームの可能性?可能ですが、この種の情報を持っていません。私は愛好家として話しています。BMWの計画も知りません。」
チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツの最高経営責任者カルメロ・エスペレータは、第7戦フランスGPの際に、スズキが今シーズン末に参戦を継続しない可能性に関して言及。「スズキ撤退は喜べませんが、最も重要なことは、チャンピオンシップは大変健全であるということです。撤退のニュースが拡散された後、直ぐに、複数のメーカーやインディペンデントチームから多くの要望があり、我々は決断を下す必要があります。」
「5つのメーカーと6つのプライベートチームと共にチャンピオンシップを開催することは、昨年と全く同じです。我々としてはOKです。22人のライダーを起用することが重要だと考えます。提案内容に応じて、スズキの代替を望むのか、スズキ不在の状況を続けるのか決断を下します」と説明していた。