ヤマハがV型4気筒エンジンをテスト

覇権争いが激化し、タイトル争いが熾烈化する中、将来の導入を視野に入れた開発プログラムを継続。アンドレア・ドビツィオーソとアウグスト・フェルナンデェスがバルセロナで検証

ヤマハのテストチームは、6月11日から2日間、第15戦カタルーニャGPの開催地バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで他のメーカーと合同でプライベートテストを実施。アンドレア・ドビツィオーソアウグスト・フェルナンデェスがV型4気筒エンジンの検証を含めた開発プログラムに取り組む。

2024年9月

第14戦エミリア・ロマーニャGPの際に当時マネージングディレクターを務めていたリン・ジャービスは「最近メディアで報じられているV4エンジンの噂については... 本当です。現在、エンジンの開発に取り組んでいます。少し前に遡りますが、スズキが参戦していたころは、直列4気筒エンジンで参戦しているのは2メーカーだけ、その他はV4でした。」

「スズキが撤退して以来、直列4気筒を採用しているのはヤマハだけとなり、我々の見解では、直列4気筒には開発と改良の余地が十分に残されていません。競合他社は全てV4を採用し、2027年の技術規則を見据える中で、V4と直列4気筒のポテンシャルをしっかりと理解することが重要です。プロジェクト開始の決定は少し前に下したため、計画通りに進んでいます」と説明。

2025月4月

第4戦カタールGP後、コンセッションの有益を利用して、最終戦バレンシアGPの開催地サーキット・リカルド・トルモでプライベートテストを実施。カル・クラッチローアウグスト・フェルナンデェスを招集し、ベンチテストを繰り返してきたV4を初めてトラックで試乗。第5戦スペインGPに負傷代役としてアウグスト・フェルナンデェスは、多くを語らなかったことから、注目度はさらに高まることになった。

2025年6月

モンスターエナジー・ヤマハのチームディレクター、マッシモ・メレガリは、モーターランド・アラゴンで開催されたオフィシャルテスト後、テストチームがバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで複数のテストプログラムを実行することを説明。アンドレア・ドビツィオーソアウグスト・フェルナンデェスがV4をテストすると明かしたことから、プライベートテストに参加する他のメーカーの前でパフォーマンスを披露することになった。

プライベートテストは、優遇措置を活かして、プリマ・プラマック・レーシングミゲール・オリベイラジャック・ミラーが参加。モーターランド・アラゴンとは特性が異なるトラックで、改良された直列4気筒エンジンや新しいスイングアーム、エアロパッケージ、電子制御などのテストが計画されている。

 

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