『MotoE™』~3月6日から今年初テスト実施

開催5年目に向けて、ドゥカティ機を使用した3日間のテストがヘレス・サーキットで開催

FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』は、3月6日から8日まで、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで今年最初のオフィシャルテストを開催。9チーム18人のレギュラーライダーたちが初めて勢ぞろいする。

欧州各地で史上最多となる全8戦16レースが予定されている開催5年目は、ドゥカティが開発した電動二輪車『V21L』を使用。

ドゥカティ・コルセのテストライダー、ミケーレ・ピロと開催1年目と2年目に参戦したアレックス・デ・アンジェリスが2月中旬にドゥカティの本社があるボルゴ・パニガーレ近郊のモデナ・サーキットでシーズンに供給する全車両をシェイクダウンさせ、動作と挙動を確認した。

昨年総合2位に進出したエリック・グラナドは、3月3日から5日まで、ダブル参戦する『スーパーバイク世界選手権』の第2戦インドネシア大会に参加することから遅れて合流。

総合6位の大久保光は、2年間所属したアバント・アジョからテック3に移籍したことから、新天地から始動。

総合3位マッテオ・フェラーリ、総合4位マッティア・カサデイ、総合5位ミケール・ポンス、総合8位エクトル・ガルソ、総合10位ケビン・ザンノーニ、2020年と2021年にタイトルを獲得した総合11位ジョルディ・トーレスらは、開催1年目から供給されたエネルジカの『エゴ・コルサ』からの乗り換えとなり、2014年に『Moto2™』でチャンピオンに輝き、昨年『スペイン選手権』のスーパーバイククラスでタイトルを獲得したティト・ラバット、2019年に『スーパースポーツ世界選手権』を制したランディ・クルメンナッハらが電動二輪車を初騎乗する。

セッションは1日4回。10時00分、12時15分、14時30分、16時45分から各15分間。

開催前日の午後に雨が予報されているが、初日の月曜日は最高気温20度、最低気温11度の晴れ。火曜日は雨。最終日の水曜日は最高気温が20度まで上昇する晴れが予報されている。

2日目と3日目は、中量級軽量級に参戦する複数のチームがプライベートテストを計画していることから、サーキットを共有。

1ヶ月後の4月3日から3日間、第7戦カタルーニャ大会の開催地バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで2度目のテストが計画され、6月12日と13日にルマンのブガッティ・サーキットで開催される開幕戦フランス大会に向けて準備を進める。

MotoE Provisional Calendar
2023 FIM Enel MotoE World Championship Entry List

 

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