決勝レース:ナンバーワンを証明する優勝

ビニャーレス&ベツェッキ表彰台、クアルタラロ8位、マルケス兄がオリベイラに激突

 

開幕戦ポルトガルGP決勝レース(周回数25ラップ)は26日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで行われ、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアが優勝。当地で2021年11月の第17戦アルガルヴェGP以来2勝目。シーズンのオープニングでは、中量級のタイトルを獲得した2018年以来5年ぶり2度目。プレミアクラス12勝目、キャリア通算22勝目を挙げ、『TISSOT Sprint(ティソ・スプリント)』と合わせて37ポイント(12ポイント+25ポイント)を稼ぎ、タイトル連覇に向けて好発進を喫した。

マーベリック・ビニャーレス2位

気温22度、路面温度36度のドライコンディションの中、6番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、3ラップ目のインシデントを回避して2番手に浮上してトップを追走。アプリリアに加入してから2度目の最高位となる0.687秒差の2位を獲得。

ドゥカティ4台がトップ5入り

7番グリッドのマルコ・ベツェッキは、『ティソ・スプリント』の3ラップ目の他車との接触が原因で転倒リタイアを喫したが、2.726秒差の3位でチェッカーフラッグを受け、昨年6月の第11戦TTアッセン以来プレミアクラスで2度目の表彰台を獲得。

9番グリッドのヨハン・ザルコは、週末を通じて体調不良に苦しんでいたが最終ラップに2人を抜いて8.060秒差の4位。ウォームアップ走行で週末2度目の1番時計を記録した12番グリッドのアレックス・マルケスは5位に進出。

KTMデュオの躍進

14番グリッドのブラッド・ビンダーは、2週間前に当地で開催されたオフィシャルテストで転倒したことで首を痛めていたが、1ラップ目にポジションを6つ上げて8番手に浮上すると8.247秒差の6位でフィニッシュ。5番グリッドのジャック・ミラーは8.381秒差の7位。

ファビオ・クアルタラロ8位

10番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1ラップ目に5つポジションを落として15番手に後退したが、8.543秒差の8位まで挽回。11番グリッドのアレイシ・エスパルガロは9位。

ホンダ勢は10位~12位

プレミアクラス100戦目を迎えた15番グリッドのアレックス・リンスは、11.591秒差の10位。ホンダ勢の最高位でゴールすると、13番グリッドのジョアン・ミルは、『ティソ・スプリント』の1ラップ目に他車との接触が原因で科せられたロングラップペナルティを4ラップ目に消化して11位。17番グリッドの中上貴晶は17.448秒差の12位。

18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、『ティソ・スプリント』のスタート直後にギアの問題が原因で1ラップ目にリタイアを強いられたが、決勝レースでは13位のポイント圏内に進出。16番グリッドのフランコ・モルビデリは14位。

3ラップ目のインシデント

ポールポジションのマルク・マルケスは、4番手走行中の3ラップ目3コーナーで前に位置していた3番グリッドのホルヘ・マルティンと接触した後、2番手を走行していた4番グリッドのミゲール・オリベイラに激突。マルケス兄とオリベイラは転倒リタイアすれば、マルティンはコースアウトを喫して、15番手でトラックに戻ると、 11番手まで巻き返したが、20ラップ目2コーナーで転倒。

8番グリッドのルカ・マリーニは、9番手走行中の22ラップ目10コーナーで転倒。19番グリッドのラウール・フェルナンデェスは、13番手走行中の24ラップ目5コーナーで転倒。20番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、11ラップ目にリタイアした。

RESULTS

 

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